昨夜無事、山中湖から還ってきました。
昨日は現地から携帯でざっくりな報告、
でしたので改めてまとめます。
主催は、山中湖教育委員会と、
昨日も書いたように三島由紀夫文学館。
主催は正確には二つでした
三島の「近代能楽集」の一編『弱法師』を
内田里美、大沢一起、伊藤嘉奈子、
鬼塚眞澄、田辺誠二、米川塁(登場順)
の俳優陣と、能管演奏やすだまことで。
出は小林拓生。
彼の主宰するJ-Theater製作の演劇公演。
その上演に先駆けて、演劇ワークショップと
作品の背景等のレクチャーが音楽室にて。
前者を望野哲也、後者を川口典成が担当。
一年生のみと、二三年生合同の二回実施。
実はこのWS&レクチャーは前週土日に、
「こころで聴く三島由紀夫Ⅳ」でも
村の公民館で実施されたものだ。
というよりも。
「こころで~」と題して「近代能楽集」を
毎年二本ずつリーディングで届けてきて、
本年のJ-Theaterによる『熊野』と
新国立劇場の『道成寺』で全八作を上演。
その節目の年が、奇しくも三島の生誕90年、
没後45年と重なり、また戦後70年にもあたり、
記念事業として東京大空襲を背景とした
『弱法師』をリーディングではない
演劇公演としてスピンオフさせた企画。
そこに前段のWS&レクチャーを
パッケージしたのです。
ま、市区町村が助成金を受ける場合、
「体験型」は欠かせないポイントです。
そんな裏事情はともかく。
学校行事に留まらない一般観劇も認めた
イベントですので……なんと、
我々の芝居のあと中学生の合唱発表会と
さらに生徒退場後は地域住民による
地区懇談会までが盛り込まれておりました。
えっと…バラシできないよ
でもそれはこちら事情。
山中湖村のことを考えれば色々一気にね。
(遅ればせながら「文学の森」の
徳富蘇峰館の中から見える風景)
さて。学校での芸術鑑賞が当たり前だった
僕の頃といえば、とにかく生徒が多かった。
その一方でまだ生活格差があって、
等しく文化に触れる機会を行政が担う、
そーゆー時代だったわけだけれど……
少子化の現代においては、一校一校で
実演家を呼ぶことは予算的に無理
となると。
今回のようなスタイルは提供するサイドも、
今以上に積極的に開拓すべき形なんだな、
と帰りのレンタカーで考えたりしました。
昨日は現地から携帯でざっくりな報告、
でしたので改めてまとめます。
主催は、山中湖教育委員会と、
昨日も書いたように三島由紀夫文学館。
主催は正確には二つでした
三島の「近代能楽集」の一編『弱法師』を
内田里美、大沢一起、伊藤嘉奈子、
鬼塚眞澄、田辺誠二、米川塁(登場順)
の俳優陣と、能管演奏やすだまことで。
出は小林拓生。
彼の主宰するJ-Theater製作の演劇公演。
その上演に先駆けて、演劇ワークショップと
作品の背景等のレクチャーが音楽室にて。
前者を望野哲也、後者を川口典成が担当。
一年生のみと、二三年生合同の二回実施。
実はこのWS&レクチャーは前週土日に、
「こころで聴く三島由紀夫Ⅳ」でも
村の公民館で実施されたものだ。
というよりも。
「こころで~」と題して「近代能楽集」を
毎年二本ずつリーディングで届けてきて、
本年のJ-Theaterによる『熊野』と
新国立劇場の『道成寺』で全八作を上演。
その節目の年が、奇しくも三島の生誕90年、
没後45年と重なり、また戦後70年にもあたり、
記念事業として東京大空襲を背景とした
『弱法師』をリーディングではない
演劇公演としてスピンオフさせた企画。
そこに前段のWS&レクチャーを
パッケージしたのです。
ま、市区町村が助成金を受ける場合、
「体験型」は欠かせないポイントです。
そんな裏事情はともかく。
学校行事に留まらない一般観劇も認めた
イベントですので……なんと、
我々の芝居のあと中学生の合唱発表会と
さらに生徒退場後は地域住民による
地区懇談会までが盛り込まれておりました。
えっと…バラシできないよ
でもそれはこちら事情。
山中湖村のことを考えれば色々一気にね。
(遅ればせながら「文学の森」の
徳富蘇峰館の中から見える風景)
さて。学校での芸術鑑賞が当たり前だった
僕の頃といえば、とにかく生徒が多かった。
その一方でまだ生活格差があって、
等しく文化に触れる機会を行政が担う、
そーゆー時代だったわけだけれど……
少子化の現代においては、一校一校で
実演家を呼ぶことは予算的に無理
となると。
今回のようなスタイルは提供するサイドも、
今以上に積極的に開拓すべき形なんだな、
と帰りのレンタカーで考えたりしました。