三月になった。
東京は雨が降ったりやんだりで
今日二日は冷え込んだけれど……
『雪の中の三人』の作者・ケストナーの国
ドイツのmärzの平均気温は
8~1度だそうで、もっと寒い。
地球の歩き方のHPを参照したら、
今日のベルリンは最高気温が11度、
最低気温-1度とのこと。
そんな三月二日は、日本における
ドイツ文学研究の第一人者高橋健二氏
(1902-1998年)の忌日である。
特にエーリッヒ・ケストナー作品の
翻訳や評伝が多い氏名の享年は95歳。
『雪~』は衣裳合わせに長い時間を割いた。
ちなみに。『三文オペラ』の音楽で知られる
クルト・ワイルは1900年の今日が誕生日。
『三文~』の作者はベルトルト・ブレヒト。
二人はナチスの迫害を逃れ亡命したけれど、
ケストナーはドイツを離れなかった……。
彼自身が安泰であったのではなく、
むしろケストナー作品は焚書となり、
別の名前でスイスから出版するしかなく、
それが『雪~』である。
明日はオフ。
一枚目の写真は、俳優座劇場のラックに
『雪~』と並んだP-カンパニー公演
『花樟の女』のチラシである。
弊団の千賀功嗣が客演させていただいている。
上は、俳優座の前回公演『正義の人びと』より。
そして『花樟~』は『正義~』で演出を務めた
小笠原響による舞台でもある。
明日3月3日が初日。7日まで座・高円寺1で。
7ステージ完売と聞いたが、さて……。
と他所の宣伝はこれくらいにして。
最後に衣裳合わせの一場面。
インパクト(電動工具)越しに撮ってみた。