劇団俳優座No.351『猫、獅子になる』
作/横山拓也、演出/眞鍋卓嗣
時/2022年11月4日(金)~13日(日)
於/俳優座劇場
前回触れた【半分】のことは今月13日付、
弊ブログでも書いているのだけれど・・・
宮沢賢治の『猫の事務所』は教科書に掲載されるなど
多くの人に親しまれている寓話で
「僕は半分獅子に同感です。」という最後の一節が
とても印象的な作品なのであります。
この「半分」をめぐり、
賢治研究家が論を戦わせているそう。
さて、文学作品にはよくあることだが、
初稿というか底本になったものがあり、
『猫~』も発見されている。
事務所にやってくるキャラクターも異なり、
とても面白い運びになっている。
そして、論議の的の最後の一行が、初稿では随分饒舌。
長くなるので割愛します。
が!
俳優座公演『猫、獅子になる』では
両方の『猫の事務所』を取り上げています。
そう、つまり観劇すれば「半分」の謎にも迫れます。
さて、これまでキャストの写真を
都度載せてきたけれど、シャッターは小泉将臣。
自分で自分は撮れないので、テイストが異なってごめんなさい。
稽古場での一枚。
初日まで二週間。
当然、連日の立ち稽古。大変良いステップを踏めています。