「国家安康」・・・とても志高い四文字に思えるけれど、
「家康」を分断すると捉え、これを機に大阪の陣へ。
結果、徳川家康は天下を獲ったわけである。
彼が晩年を過ごしたのは言わずもがな「駿府」。
現在の静岡県である。
「しずおか」は「賤機山(しずはたやま)」に由来。
賤機山の丘陵の意味で当初は「賤ヶ丘(しずがおか)」。
ただ「賎しい(いやしい)」を嫌って「静岡」になった
・・・と。
漢字の意味にまつわる二題。
そんな静岡県の、三島を訪れた土日。
横に長い静岡は、大きく三つに分けられ、
前述の静岡を中心とした中部、
伊豆半島を中心とした東部(三島はここ)、
そして浜松や磐田の西部とするのが一般的だ。
演劇鑑賞会静岡ブロックは全11団体。
東から西まで網羅している。
COVID-19の影響で2団体が欠席となったが、
それでも3年ぶりに二日間の総会が帰ってきた。
内容は、決して明るいものにはならなかったが、
最後には前進を誓い、閉会。
そんな静岡ブロックを、俳優座は来月下旬から
師走上旬にかけて『雉はじめて鳴く』で巡演する。
どんな出会いがあるか、楽しみである。
一枚目の写真は、夕食の会場となったホテルの
ロビーに飾られた美術品。
そして二枚目は、帰りの新幹線ホーム。
写っているのは下りの「こだま」。
呼べば応える「こだま」のような関係の
演劇鑑賞会と創造団体。
そのことを改めて実感した10月、総会マンスリーでした。