西武新宿線「新井薬師前」駅すぐに
東亜学園高校はある。
坂をくだると哲学堂公園。
中野区と一部新宿区にまたがる場所は
東洋大学とゆかりがある。
哲学者で東洋大学創立者・井上円了
(1858-1919年)が精神修養の場として
開いた全国に例を見ない個性的な公園だ。
そんな高校と大学で野球に打ち込み、
最速158kmのストレートを投じる
細野晴輝が、ドラフト2023で
北海道日本ハムファイターズから
1位指名された。
が、タイトルにもあるように、
〈はずれはずれ1位〉だった。
下馬評では「東都七人衆」の中でも
青学の常廣羽也斗とともに併記される
抜きん出た存在として報道されていた、
のだが……。
いやいや、ドラフト会議から二週間を過ぎ、
気候もようやく冬らしくなった。
予想外のことは過去のこととして、
未来を語ろう。
会議翌日には、稲葉GMが
川越キャンパスを訪れ挨拶。
開幕一軍を目指して欲しい
日ハムと東洋といえば、
やはりサウスポーの乾真大
(2010年ドラフト3位)以来か?
ちなみに乾は現在、東洋大でコーチ。
ドラ1でいうと、キャッチャー大野奨太
(日ハム~中日/現中日二軍コーチ)が
2008年に指名されて以来となる。
そんな「洋大」からは今年、石上泰輝が
横浜DeNAベイスターズから4位。
OBでは、佐々木俊輔(日立製作所)が
ジャイアンツから3位指名された。
前篇から二週間空き、またその間に
三本しか書けてないことを
少し反省したりしつつ、雨空を眺める。