麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

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2021年06月06日 | 俳優座

三面記事……という言葉は、21世紀の今、

やや懐かしい響きと言えなくもないだろうか?

近代日本において「新聞」の形が整った

明治なかばには定着した言葉で、

政治・経済など硬派記事が一、二面に、

対して犯罪事件や事故、男女関係などが

三面に掲載されたことに由来する。

 

さて、英国新聞業界を舞台に展開する

劇団俳優座『インク』。

沈滞していた「ザ・サン」紙の再生の一手として

3pに、セクシーな写真を掲載したことに始まるのが

「ページ・スリー」である。

またその頁に登場するモデルの総称が

「ページ・スリー・ガールズ」。

 

勝手なイメージだが「表向き」はお堅い国、

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国で

そのようなものが長く続くとは思わないけれど……

どっこい、今でも続いているという。

勿論、曲がり角は何度もあったわけだけれど。

……かくいう我が国のスポーツ紙(家庭版除く)と

夕刊紙にも、その手の頁はある。

そーいえば、昔「ウイークエンダー」という

テレビ番組があった(1975年~84年レギュラー放送)。

改めて調べたら『テレビ三面記事 ウイークエンダー』が

正式名称で、なかなかの高視聴率を記録していた。

今や大女優の泉ピン子さんらがリポーターを務め、

05年、06年の大晦日には、彼女の冠をつけた

「ウイークエンダー」も放送されている。

 

さておき。

ページスリーは、のちのメディア王マードックが

買収した翌年1970年からスタートさせた企画。

冒頭、日本のレイアウトのことを書いたけれど、

西欧由来の「新聞」だから、輸入時点で既に

硬軟の順番は決まっていて、日出づる国はそれを倣い、

「ザ・サン」はナンパページをさらに過激化した!

と考えるのが順当だろう。

 

最後に新聞つながりで、朝日新聞に掲載された件。

最後にOGPイメージ

戯曲に潜む、語られぬドラマ掘り起こし 俳優座演出家・眞鍋卓嗣:朝日新聞デジタル

 濃密なセリフ劇からオペラまで。俳優座の演出家、眞鍋卓嗣が充実した舞台を作り続けている。2人組バンドでデビュー後、演劇界へ。いまでは老舗劇団...

朝日新聞デジタル

 

 

劇団俳優座No.346『インク』

脚本:ジェイムズ・グレアム

翻訳:小田島恒志 演出:眞鍋卓嗣

2021年6月11日(金)~27日(日)まで

俳優座5階稽古場にて

 

残席など詳細はこちら

https://haiyuza.net/performance-2-2/ink/


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