麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

しっぺい

2014年01月14日 | 身辺雑記
静岡県磐田市から帰ってきた。
高校女子サッカー全国大会が
周辺で開催されているとも書いたが
駅コンコースにはこんなフラッグも。



あきらかに今盛り上がっている
ゆるキャラだろうとは解ったが、
これまで何度も来磐しながら
初めて見たので、義母に聞いた。

「ああ、しっぺいね」
「しっぺい? ゆるキャラって
熊本の《くまモン》とか地名絡めるの
多いけど、磐田としっぺいって?」
「悉平太郎って伝説があるのよ」
「へえ・・・」
と頷きつつ、調べてみた
公式HPもあり、「市内に伝わる
霊犬伝説・悉平太郎(しっぺいたろう)
をモチーフにした《しっぺい》。
紅白の綱と褌を身に付け、
ふくよかな体型をしています。
磐田の平和を守る賢くて優しい犬で、
メロンが好きです」
と紹介されていた。

2013ゆるキャラグランプリでは
358319ptで堂々9位にランクイン
役所の方をはじめ市民が頑張ったようだ。


興味が湧き、さらに調べたら……
モチーフの霊犬伝説が凄かった

実は霊犬は磐田産ではない。
長野県・光前寺の犬だ。

その昔、白羽の矢が立った家の娘を
見付天神の祭に人身御供していた。
・・・横溝正史チックというか、
日本のおどろおどろしい風習だ。

ある年、訪れた旅の僧侶が、
このしきたりを無くそうと思案。
元凶は怪物で、その怪物が恐れるのが
「信濃の国の悉平太郎」と突き止める。

その御仁を探し信濃国を歩き回った結果、
人ではなく駒ヶ根の寺の犬と分かり、
借り受ける。そして帰磐。
身代わりに悉平太郎を柩に入れ御供。
怪物との長い格闘の末、退治した。
・・・という伝説。

まるで「ゆるくない」出自の
「しっぺい」の活躍に期待。
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最蹴章

2014年01月13日 | スポーツ
東海道新幹線を掛川で降りて、
東海道線下りに乗り換える時、
名門・常葉菊川高校野球部員が
車中から出てきてすれ違った。

春高バレー男女決勝のほか、
大学ラグビー決勝、
バスケット女子オールジャパン決勝、
都道府県対抗女子駅伝と
ビッグゲームが沢山開催された
1月12日、日曜日。
恐らく高校球児は、夏に向けた
練習試合の帰りだったのだろう。

ちなみに常葉菊川は駅伝も強い。
前述、都大路のタスキリレーの
五区に二年生、六区に三年生が出場。

以上、かみさんの実家への道中の話。

実家は磐田。
その磐田では高校女子サッカーの
全国大会が11日開幕しており、
駅のコンコースにはこんな看板も。



さて、女子決勝は16日だが、
男子は国立競技場で今日「最蹴章」。
まさかまさかの北陸対決は
富山第一が劇的な逆転勝利で
見事、初優勝

その監督と司令塔で主将が親子。
監督の父「大塚のひろしちゃん」は
子と孫に声援すべく、超満員の
スタンドに居たと思われるが、
富山出身の義母は、幼い頃
「ひろしちゃん」と遊んでいたと言う。
同じ町内に住んでいたらしい。

てなわけで、家族四人
(義父、義母、妻、僕)でテレビ観戦!
いやあ~凄い試合でした。
2-1で試合終了一分前まで
リードしていた星稜。
誰が同点を予想しただろう……。

そして延長終了寸前の決勝ゴール。
PK専門キーパー田子を
もう一回見たかった気もするが。

静岡・埼玉の二大王国の時代から
本当にサッカーの裾野は広がった。
悲願の北陸勢の優勝
おめでとう富一!
そして星稜の健闘にも大きな敬意を!
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古巣の新年会

2014年01月12日 | 身辺雑記
昨日、2009年までお世話になった
劇団東演の新年会に行った。

座内のではなく、まあ平たく言えば
「ファン感謝デー」的な。

多くの劇団が開催していて、
ただ時期がクリスマスや年末、
はたまた創立記念日など様々だ。

冒頭の写真は締めの三本締めをする
創立メンバー笹山栄一氏。


劇団員にとる手料理と
出し物で構成され、勿論
今年のラインナップも紹介される。
場所は拠点の東演パラータ。


寸劇(?)に登場したポストを挟んで、
劇団中堅の星野真広氏と
ロシアのスタニスラフスキー劇場・
メドベージェフ氏。
(ぴんぼけ容赦)

彼は三月の『ハムレット』に出演。
2011年、東演×ベリャコーヴィッチの
舞台は初演されているが、
彼は今シリーズから初めて参加する。
早くもサイン攻めにあっていた。


彼のほか同じくロシアの
ユーゴザパト劇場のドラチェーニン氏。
海外からの二人の客演に加え、
俳優座・早野ゆかり氏など
日本からも四人の外部出演を得て、
全国を巡演するそうだ。

まあ他人様の宣伝はともかく。
これまでの迎える側から、初めて
「お客様」として参加した新年会。

そうそう、年末には
東京演劇アンサンブルの忘年会
(これもやはり開かれた会)にも参加。
楽しませていただいた。

劇団一丸のイベントには力がある。
改めて強く思った年末年始。
……少し反省するのは、昨日は
若干「お客様」になりきれなった点。

もっと大人にならないと。
あ、明日は成人式か…
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熱海新年会と今年の初観劇

2014年01月08日 | 身辺雑記
前回のブログに書いたように
五日、熱海に行った。

日本新劇製作者協会の集まり。
で、重鎮から中堅、若手、
さらに関連団体のゲストも迎え。

七時開始の大広間での夕食に始まり、
二次会と称した部屋呑みの終了は
日を跨いだ三時くらいだったろう……
勿論全員ではなく一人抜け二人抜け、
最後まで居た呑み助は多くなかった。

その日は日曜日だったが
既に劇団が動き出した会員もいて、
遅れて駆けつける者、入れ違いで
六日月曜の仕事始めに向けて、
その日のうちや翌朝早くに立った
制作者の姿もあった。

そんなわけで短い時間ながら、
中身はとても濃厚。
テーマのある会議でない分、
昔話に今年の展望、趣味から政治、
結婚観に劇場法(※)……次から次、
浴びるほど呑み、時に風呂を浴びに
中抜けする者もいて。

そうだ。メインは温泉なのだった。
昨年の今頃急逝した日本新劇界の偉人
木山潔さんを忍ぶ意味もあったが、
あえて粛々ではなく、どんちゃん騒ぎを。
宴会やら新婚旅行の、ある時代の聖地
と言われた熱海でやろうと!

そんな熱海の別荘から出てくる
大幹部女優・立花かず子(藤本しの)が
登場する『キネマの天地』が
今年の僕の初観劇(七日夜)

新宿サニーサイドシアター企画新春公演
と銘打たれた、井上ひさしの代表作は、
演劇愛に溢れた戯曲である。
映画のスター女優に映画監督に助監督、
大部屋俳優による喜劇……でありながら
劇中劇を入れ込む構成に留まらず、
新劇や歌舞伎の演劇論・俳優論も散りばめ、
さらにはクライマックスで
ハムレットに始まり、大星由良助まで
古今東西、役者憧れの役名を
尾上竹之助(桝谷裕)が連呼したり。

ちなみに括弧書きの役者を知っていて、
加えて昨年『空の記憶』で
演出助手だった大谷恭代姐さんが、
幹部女優・徳川駒子役で出演。

本当に彼女なくては成立しなかった
公演であった。改めて深謝

2013年、優れた「演出助手」に
救われた現場がなんと多かったろう。
でも、それはまた別の話。

別の話でいえば……
昨年の三月初旬、僕の両親と
かみさんの両親と我が夫婦で
一泊の旅行をした。
僕の父が十一月急逝。
六人が最後に顔をあわせた地、
それが熱海でもある。





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MMコンビ

2014年01月05日 | 身辺雑記
マリノス、東洋とスポーツネタで
始まった今年のブログ。
今日は東洋つながりの話。

昨晩、同窓生と呑んだ
一学年下の「女子」二人と。

二人は大学の劇研の同期で、
PL学園のKKコンビよろしく
「劇団白芸」を牽引した看板女優。
桑田清原がそうであるように
タイプの異なる「華」であった。

ちなみに僕は劇研の人ではなく、
一観客だったのだが、諸々あって
懇意にして頂いている。
とはいえ三人が顔をあわせるのは
随分と久しぶり。
子育てが一段落したことで実現。

まっ、当たり前ですが
この手の「再会」が
盛り上がらない訳がない。
時計の針があっという間に戻って
昔のこと今のこと…
五時間、飲んで笑って
「またね」となりました。



本日はこれから熱海へ。
日本新劇製作者協会の会合。
二日は横浜で親族の集まり、
三日は「ぬ企画」の打ち合わせ、
昨日はMMで、今日熱海・・・

いくら贔屓のチームの優勝が続いた
とはいえ、やや飲んだくれに
過ぎるかしらん(しかも喪中なのに)。

とはいえ、もう出発の時間。
今年の日本の演劇界の、いやいや
演劇界の遠い将来まで真剣に考える
長い一日に…「いって参ります」
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一秒を削りだした、勝利!

2014年01月03日 | スポーツ
芦ノ湖を目指す二十三番目となる
走者・国士舘の苦しい走りと、
その姿に送られる声援は、
ジャージの色も似ていることから、
少しく前の東洋の姿と重なった。

出場はしても最下位争いの常連で
大手町に還る前に放送が終わる
屈辱を味わったこともある。

そんな時代を経ること幾星霜、
ついに85回大会で初優勝
以降の五大会で総合優勝三回、
往路四連覇、総合二位二回と
「常勝オリエントエクスプレス」となった。

今年の主将・設楽啓太は
「優勝以外は敗北」とまで語り、
自らにプレッシャーを課した。
その言葉は、88回での優勝以後、
大学三大駅伝で五連続「準優勝」
という結果に対する
強い決別の弁に他ならなかった。
しかも与えられた仕事は
不馴れな山登り
東洋を「強い鉄紺」に牽引した
新山の神・柏原の「場所」。

有言実行
昨年の山男で、かつ金栗杯に輝いた
日体・服部を抑えての区間賞。

さらに弟・悠太は三区で区間賞。
双子のエースがこれ以上ない
最高の結果を出せば、
他の三人が揃って区間三位
(一区・田口雅也、二区・服部勇馬、
四区・今井憲久)と見事な継走で
まずは往路制覇。

これでまず史上初の《完全三冠》
を狙った駒沢を阻止した。
出雲、全日本、箱根の三冠は
過去に三校(大東、順天、早大)
あるが、箱根の往路復路も制した
《完全三冠》は皆無。

その宿敵は復路に大砲を残すオーダー。
エースで主将の窪田忍を九区に。
伝統の「逆転の駒沢」は、
二分以内なら勝てると豪語。
迎える東洋は復路の柱・
大津顕杜までどう繋ぐかが
総合優勝への鍵

そして四年間、箱根の山を
下り続けたスペシャリスト
市川の卒業した六区に指名された
日下佳祐の出来に僕は注目した。

前述アンカーと七区の服部弾馬は
計算が立つランナーと言えるから。
結果は区間四位。
陰のMVPだ!

勢いを得た鉄紺軍団は、
七区、八区(高久龍)、そして
最終区でも区間トップの快走。
一人ひとりが「一秒を削りだした」
まさに完勝でした



優勝した東洋大学はもちろん
全参加校及び運営スタッフに拍手。

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午年の三百六十五日が始まりました。

2014年01月02日 | スポーツ

2014年が始まりましたね。
その元日、我が横浜F・マリノス
第93回天皇杯優勝でございます。
第72回大会以来、実に21年ぶり…は、
正直意外。そんな勝ってなかったか

日本晴れの国立競技場。
先制点は「ハマのメッシ」
齋藤学(背番号11)が前半17分。

海外移籍の噂もある日本代表が
主導権を一気に引き寄せた。

リーグ最少失点《堅守の広島》から
こんなに早くゴールできるとは。
と思ってる矢先の21分。
中澤佑二(同22)がヘッドで加点。

35歳のベテランは、けれども
今季の出場試合時間3009分。
チーム一位のタフネスさを発揮。
そして、このゴールも凄かったが、
栗原勇蔵(同4)とセンターバックで
サンフレッチェを完封した
鉄壁の守備が戴冠の原動力となった。

そしてリーグMVP。
中村俊輔(同23)のキャプテンシー

この日の俊輔もキレキレで、
華麗なボール捌きで広島を翻弄。


いや~最高の年明けっす。



で、今のところ箱根駅伝
往路最終区で首位を快走中です。
あ、東洋大学ね……
意表をつく設楽啓太(主将)を
五区に起用! いざ天下の剣へ

追って来る二位駒沢、そして
七位ながら、前回の覇者・
日体大は昨年から主将の服部。

五大会連続二位(※)の鉄紺軍団、
振り切って往路優勝なるか
……元日に続き手に汗握ってます。

※大学三大駅伝(出雲、全日本、箱根)
2012年の出雲から準優勝が五度続く。
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