田中森一・元東京地検特捜検事
詐欺罪で懲役3年の実刑が確定し、昨日、東京拘置所に収監された。弁護士資格も失った。田中は、ヤメ検弁護士として、山口組や裏社会の勢力と交流を深めながら、闇社会の守護神と言われ、自家用ヘリコプターを所有し、マンションを何棟も持つに至った。 政界では、安倍晋太郎や竹下登とも交友があったという。
弁護士になり闇の勢力と手を結ぶようになってから、カネが面白いように入るようになった。かつて被疑者を取り調べた際 「100万円を一晩で使って、覚えてない!?」 と机を叩いたものだが、いざ自分がそういう身分になってしまうと、自分も覚えていないことに気付き、人の世の実相を知ったと告白する。
悪党をム所にぶち込む役回りが、反対にぶち込まれてしまった男。 まともな人にとっては、塀の内と外では天国と地獄ほどの違いがあるが。
キリシタンで有名な長崎平戸の寒漁村に生まれ、貧乏苦学して岡山大学を卒業、地検特捜において政界疑獄では辣腕をふるったが、東大閥のエリート検事でないことに見切りをつけ、弁護士に転進し、当時威勢をはらった山口組若頭の宅見組長(後に射殺された)とは刎頚の友であったという。
田中の両親は、極貧の中で息子・森一を育てたというが、最後は塀の中に落ちてしまった元検事の話。
★
何と言う失礼な名称だろう。
「後期高齢者医療制度」だと言う。後期高齢とは、もう後が無いと言うことか。
これが、今日4月1日から始まった。
この目的は、75歳以上の高齢者の保険料と自己負担額を上げ、医療費を抑えるということだ。つまり、老齢者の経済負担が増えることになる。
これまで家族の扶養家族として保険料を負担してこなかった老人も保険料を払わなければならない。 また、年金から自動的に天引きされるから年金が減ることになる。
モデルケースの保険料は、全国平均で年額7万4千円だが、実はこの金額は県によって全く違ってくる。 最も低い県は青森で年4万6千円、高い県は神奈川で年9万2千円の老人負担になる。 なぜこうなるかは、厚労省が地域の医療費格差から決めたものだ。 また、今年は凍結されたが、来年(2009年4月1日)から、老人の1割負担は2割に上がる。 これは即ち、病院での支払いが今までの倍になるということだ。
1割負担の人が病院の会計で千円払っていたとすれば、来年からは2千円になる。
この制度は2年前に小泉総理が決め、自民と公明の強行採決によって決定されたものだ。 選挙で自民と公明が勝てば制度はこのようになる。 それが民主主義というものだ。さて、我々の老後はどうなる。
★
横浜市大・医学部の不正と腐敗。
3・31付けで首になった医学部長・嶋田紘の研究室員らが、博士号取得に現金が飛び交った事件について、内部通報した者を処分するように、理事長と学長あてに文書を提出していたという。
規定では内部通報者の保護を義務付けており、申し入れはこの趣旨に反している。研究室の准教授ら11人の連名によるものだという。
さらに、嶋田は、親せきが経営する横浜・金沢市内の民間病院に大学院生の医師を無断で派遣していたことがわかった。
この病院は横浜市大の派遣先に該当せず、嶋田が役員を務める学会に多額の寄付をしていた。横浜市大コンプライアンス委員会に内部通報があったが、「この派遣は事実として確認できなかった」と揉み消しをはかっており、コンプライアンス委員会も正常に機能していないことが明るみになった。
この病院は、外科や内科、脳神経外科などがあり、嶋田紘の親せきの男性が理事長をしている。派遣された大学院生の医師は、いずれも嶋田の研究室に所属し、研究を途中で打ち切らされ、同意なく派遣されていたという。
そして、この病院は嶋田に少なくても300万円の寄付をしていたことが分かった。
医は金なりか。
(ムラマサ、月光に冴える)
詐欺罪で懲役3年の実刑が確定し、昨日、東京拘置所に収監された。弁護士資格も失った。田中は、ヤメ検弁護士として、山口組や裏社会の勢力と交流を深めながら、闇社会の守護神と言われ、自家用ヘリコプターを所有し、マンションを何棟も持つに至った。 政界では、安倍晋太郎や竹下登とも交友があったという。
弁護士になり闇の勢力と手を結ぶようになってから、カネが面白いように入るようになった。かつて被疑者を取り調べた際 「100万円を一晩で使って、覚えてない!?」 と机を叩いたものだが、いざ自分がそういう身分になってしまうと、自分も覚えていないことに気付き、人の世の実相を知ったと告白する。
悪党をム所にぶち込む役回りが、反対にぶち込まれてしまった男。 まともな人にとっては、塀の内と外では天国と地獄ほどの違いがあるが。
キリシタンで有名な長崎平戸の寒漁村に生まれ、貧乏苦学して岡山大学を卒業、地検特捜において政界疑獄では辣腕をふるったが、東大閥のエリート検事でないことに見切りをつけ、弁護士に転進し、当時威勢をはらった山口組若頭の宅見組長(後に射殺された)とは刎頚の友であったという。
田中の両親は、極貧の中で息子・森一を育てたというが、最後は塀の中に落ちてしまった元検事の話。
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何と言う失礼な名称だろう。
「後期高齢者医療制度」だと言う。後期高齢とは、もう後が無いと言うことか。
これが、今日4月1日から始まった。
この目的は、75歳以上の高齢者の保険料と自己負担額を上げ、医療費を抑えるということだ。つまり、老齢者の経済負担が増えることになる。
これまで家族の扶養家族として保険料を負担してこなかった老人も保険料を払わなければならない。 また、年金から自動的に天引きされるから年金が減ることになる。
モデルケースの保険料は、全国平均で年額7万4千円だが、実はこの金額は県によって全く違ってくる。 最も低い県は青森で年4万6千円、高い県は神奈川で年9万2千円の老人負担になる。 なぜこうなるかは、厚労省が地域の医療費格差から決めたものだ。 また、今年は凍結されたが、来年(2009年4月1日)から、老人の1割負担は2割に上がる。 これは即ち、病院での支払いが今までの倍になるということだ。
1割負担の人が病院の会計で千円払っていたとすれば、来年からは2千円になる。
この制度は2年前に小泉総理が決め、自民と公明の強行採決によって決定されたものだ。 選挙で自民と公明が勝てば制度はこのようになる。 それが民主主義というものだ。さて、我々の老後はどうなる。
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横浜市大・医学部の不正と腐敗。
3・31付けで首になった医学部長・嶋田紘の研究室員らが、博士号取得に現金が飛び交った事件について、内部通報した者を処分するように、理事長と学長あてに文書を提出していたという。
規定では内部通報者の保護を義務付けており、申し入れはこの趣旨に反している。研究室の准教授ら11人の連名によるものだという。
さらに、嶋田は、親せきが経営する横浜・金沢市内の民間病院に大学院生の医師を無断で派遣していたことがわかった。
この病院は横浜市大の派遣先に該当せず、嶋田が役員を務める学会に多額の寄付をしていた。横浜市大コンプライアンス委員会に内部通報があったが、「この派遣は事実として確認できなかった」と揉み消しをはかっており、コンプライアンス委員会も正常に機能していないことが明るみになった。
この病院は、外科や内科、脳神経外科などがあり、嶋田紘の親せきの男性が理事長をしている。派遣された大学院生の医師は、いずれも嶋田の研究室に所属し、研究を途中で打ち切らされ、同意なく派遣されていたという。
そして、この病院は嶋田に少なくても300万円の寄付をしていたことが分かった。
医は金なりか。
(ムラマサ、月光に冴える)