巨人、背番号３が泣いている

勝てる気がしない巨人。
躍動する阪神に巨人は空振りの山だ。
無敵を誇ったV9時代の川上巨人を見ると、
１番は真っ赤な手袋がまぶしい俊足の盗塁王・柴田
２番は送りバンドの天才・土井
その後に、英雄の王、長島が打ちまくった。
いぶし銀の黒江、高田、末次、相手に恐れられた頭脳派キャッチャー森、
今の阪神を見ても、赤星を核弾頭にして、新井、金本が打つ。
赤星は言う。「２番の平野が何をやるか分からないから面白い」。つまり芸がある。
ところが、原巨人は一番に由伸を置いて、ソロ一発の打ち上げ花火だ。
２番亀井は、いい選手だが曲者的芸はない。だから由伸、亀井コンビは相手ピッチャーにとって怖くない。小笠原は鋭い打撃が武器だが、前後が打たないからホームラン狙いになり、打ち損じて内野への高いフライが多くなった。
阿部はライバルがいないからマンネリだ。練習不足が体から出ている。
坂本はまだ子供だ。体が女の子だ。 だからプロの速球にはつまる。 打てるのはカーブ。スター性はあるのだから、後２年は２軍で鍛えた方がいい。
問題は、年俸５億円のラミレス、金満で腹が一杯だから、怪我をしないように適当にやるさ、という態度だし、李は最高の年俸６億円だが、野球をやめたら朝鮮カルビでもやろうかと思案している顔だ。
そして、巨人のコーチ陣を見ると、顔で勝負できる人物がいない。
皆、小粒で外様だし、伝統の巨人魂を叩き込むコーチがいない。
本来は原の参謀たる尾花だが、眠そうな顔で原の横で居眠りでもしているかのようだ。
川上哲治に仕えた知将・牧野、藤田と王コンビ、長島と堀内、土井コンビがいないということだ。
フロントの滝鼻？ 変わった名前だが、ドームでグッズ売りでもしている方が、まだ役に立つような気がするが、どうだろう。
さて、ひょっとして自分は巨人ファン？
（ムラマサ、ニヒルだ）