武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

福田タイタニック号の沈没まで後何日 ?

2008年04月16日 | 人生の意味
4・15ショックが走った。
抵抗できない老人の年金から天引きするとは、これでは現代の姥捨て山だ。
お年寄りに15日に支給された年金から、保険料が天引きされた。
4月に始まった後期高齢者医療制度。介護に加えて医療の保険料も年金から自動的に天引きされた。
福田総理は、「利便性を考えたんですけどね。説明不足だったかな」 と、おとぼけ顔だった。後期高齢とは失礼なネーミングで、それに「長寿医療」と付け焼刃的に名称を変えた福田さんだが、役人は、そんなことは知らないとばかり言うことを聞かない。
「老人は死ねということだな」、「やっぱり、こんなに少ないのか」
ある老人は保険料2カ月分、4万5900円が天引きされ、振込額はいつもよりだいぶ少なくなった。「けしからん。年金はどこかに失くして、保険料は天引きするのか」と怒る。 また、ある老女は、毎月の年金は約4万円。家賃に、医者・薬代を払うと食費は出ない。貯金を取り崩しながら暮らしてきたが、その貯金もあと2年ほどで底をつきそうだ。このままでは餓死しかない、と呆然と宙を見つめた。
例えば、東京23区では、年400万円以上の所得がある人は保険料が安くなり、それ以下の低所得者にとっては増額になる制度だ。 これは、今までの市町村単位の保険組合から都道府県単位の広域連合になったから、それまであった市町村の減免措置が全く無くなった。また、保険料の計算式と但し書きが煩雑で、担当の役人も分からない仕組みになっている。
2年前に国会で、小泉総理と坂口厚労大臣(公明党)が見守る中、混乱のうちに強行採決され成立したのだが、まだ200万人分の計算が出来ていないから天引きしなかったという役人の怠慢がある。そして今年の10月からは、今まで息子の扶養保険に入っていた老人の無料保険が有料になり天引きされる。
さらに、医者は言う、後期高齢医療制度というのは、一人の老人患者に対して月に600円(1割負担で6千円)以上の「定期医療費」をかけることは出来なくなったから、「この新制度は、老人に対する医療制限であり、老人に金をかけるなという国の政策である」 と。
そして恐ろしいことに、今年は凍結されたが、来年の4月から75歳以上の医療費が1割から2割負担へ上るのだ。この意味は、実際に病院の会計で払うお金がそれまでの2倍になるということだ。

舛添大臣、
「払うべきものは払ってもらう、それが天引きで何が悪い」 と悪相を鋭くして会見していたが、この人は薄い皮でできたような正論を吐いて、勝ち誇った顔を見せるが、問題の本質は、年金が月額1万5千円の人からも天引きの保険料を徴収していいんですか、という核心に触れないことだ。
役人は、自分達のマッサージチェアやカラオケセットを購入するのは、必死になるが、本来の仕事である新保険証の送付ができていない、正しい金額の徴収がされていない、分かりやすい説明がなされていない混乱に対して、当時の責任者である小泉、坂口の首に縄をつけて引っ張り出し、説明責任を果たせ、ということになる。
驕れる自民・公明は、久しからず、盛者必衰の理あり、次の総選挙で全国1300万人の御老人の反乱が始まる。
福田タイタニック号の沈没まで後何日。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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