息を何度も深呼吸して、冷静に考えてからこれを書き始める。
因果応報、仏罰の恐ろしさよ。
チベットにおいて100人規模で坊主を殺戮して、ただで済むわけがない。
四川大地震は、お釈迦様の逆鱗に触れたということだ。
チベット解放の抗議デモをしただけで、非暴力的な仏教僧を武装警察と人民解放軍が一斉発砲して射殺した。この射撃命令は中国共産党の政治指導部、胡錦濤と温家宝によって発令された。
さて、昨日時点で、死者行方不明者が8万人に達した。負傷者は50万人に上るという。
四川省・北川の町は人口の70%に相当する1万人が生き埋めになり死亡したと断定され、町の封鎖が始まった。もはやこの町は遺棄されるという。
町ごと墓場になってしまうのだ。 共産党と軍は感染症を恐れ始めた。
30度を超える温度と降り続いた雨によって、死体は腐乱し恐ろしいことになる。現実的には町ごと火で燃やさなければならないだろう。
そんな中、3日間中止していた聖火リレーを昨日再開した。
こんな時に、なぜ聖火を再開するのか、よそ様の国ながら理解できない。
国際社会がこの大災害に気を揉んで、人的、物的援助に奔走し、募金活動までやっているというのに当の中国は、この始末だ。やりたければ7月、8月になってからでも遅すぎるということはあるまい。日本は、緊急医療チーム派遣に合わせて、人工透析器50台を既に現地に入れているのだ。
北京の政治指導部にとって見れば、四川省は貧困地域で、漢族とは別種の山岳の異民族が住むところだから、「そんなの関係ねェ」ということで、それは「ショッキングウ~」だ。
さて、地震現場では、瓦礫を前にして、親は子の為に、子供は生き埋めになった親の為に、地面に突っ伏して慟哭している。
そもそも、この聖火は長野において、第一走者の星野監督に渡す前の点火時に聖火の火が消えた。その時に中国の青白ジャージを着た聖火担当者が何をやったかというと、あわてて自分のポケットから100円ライターを取り出して、火をつけたのだ。聖火は100円ライターの火になってしまった。
分からなければ何をやってもいい、人々が瓦礫の下に埋まっていても、面倒くさいから後で火をつけて全部火葬にすればいいということだろう。
日本なら、全員を瓦礫の下から掘り出さなければ仕事は始まらないし、また終わらない。それは人間としての最低の務めだ。
(じゅうめい)