武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

鳴かぬなら、鳴かせて見せようホトトギス。

2009年10月06日 | 人生の意味

菅直人と長妻昭。
昨日、菅直人の戦略室へ長妻が赴き、1時間ほど話をした。 表向きは雇用対策ということになっているが、話の中心は、官僚に対する態度の決し方だと漏れ聞こえてくる。
つまり厚労省の官僚は長妻の言う事に反発している。 面従腹背の順法闘争だ。 包丁は振り回さない代わりに、官僚「宦官」 の狡猾さと悪知恵を振り回している。
今まで利権のエサを与えておけば満足で、お飾りであった自民党大臣に代わって、政治をする政治家が乗り込んできた。 宦官にとって白馬の騎士は 受け入れ難い敵だろう。まあ、長妻よ、ここは余裕を持った方がいい。 宦官を潰すには潰し方がある。 鳴かぬなら、鳴かせて見せようホトトギス。
★原口一博、総務大臣、民主党代議士(佐賀)。
同じ民主党でも小沢系は少し腐った匂いがする。まあ、腐った匂いは肥料になることもある。テレビによく顔を出す、とっちゃん坊やの原口の献金隠しの手口は、労働組合からの政治献金を、自身の個人後援会からの寄付であるかのように隠蔽して、労組の名前を消す。つまり労組隠し。原口は 2008年にNTT労組の「アピール21」 から受けた500万円の寄付やその他の労組からの献金を、個人献金だと嘘を言い、政治資金報告書に正しく記載しなかった。その弁解が「間違いました」 ということだが、それで済むなら警察はいらぬ。
★松木謙公、民主党代議士(北海道)。
この人も小沢の子分だ。
松木がやった偽装献金は、「個人名義に名を隠した企業献金」 の手口だ。 親族企業の役員と社員の計27人が個人的に、2008年度だけで、松木謙公に約1億1千万円の個人献金をしていた。同じ日付で、その献金を一斉にしており、組織的に行った事実上の企業献金だ。なぜこういう面倒くさいことをやるかといえば、企業献金には金額の上限がある。 だから個人の名前を使って偽装献金を行なう。
この親族企業は、松木の父が社長、松木が副社長であり、建設や教育関係の専門紙を発行する「北海道通信社」や不動産事業を中心とする7社で、札幌市が拠点。
親族企業7社の「個人献金」は、松木謙公の政党支部に7600万円、研究会に3470万円を寄付した。松木の親族企業が献金できる法定の限度額は、7社で計5250万円であるから、上記の7600万円は認められない。だから個人27人の名義で一斉献金をする。つまり事実上の脱法行為だ。
政治資金規正法は、企業献金の1年間の上限額は資本金の規模に応じ、1社あたり750万円~1億円に制限される。松木の親族企業の場合、7社併せても、法定限度は5250万円だ。一方、個人献金は、政治団体、つまり事実上の政治家個人に対して、年間1千万円まで寄付できる。
民主党は3年後に、企業団体からの政治献金を廃止するというが、おそらく無理だろう。食欲と性欲は止めようがない。禅宗でも真宗の坊主でも、下半身に人格は無い。それを色即是空という。
★映画「マジックアワー」を土曜日にテレビで見た。
CMも入ったから3時間。三谷幸喜の脚本・監督、佐藤浩市の主演で、随分、宣伝もしていたから期待して見たが、撃沈。
この映画を映画館で見た人は、金返せと暴動を起こしたのではないのか。
コメディーというより、自分たちの映画遊びのように見えた。
街をセットで作ったが、あれで予算がほとんど使われ、他に回らなかった。
つまり三谷幸喜は映画を作るというより、街のセットを作って遊びたかったのではないのか、おそらく、この指摘はそれほど的外れではあるまい。
その街とは、ご覧になった方はお分かりだが、ヨーロッパ・ドイツの戦前の街並みをベースにしている。だからキャストの姿、形もレトロに作った。
佐藤浩市、妻夫木聡、西田敏行の男たちに対して、ヒロインは深津絵里。
佐藤浩市と西田敏行は、どちらもうまい役者だが、演技が固かった。
西田はコメディーも得意だが、マフィア的なコメディーは似合わない。釣りバカ日誌のように、地でやれるものでないと西田の面白さが活きない。
一方、主役の佐藤浩市にはコメディーは合わない。彼はシリアスなシーンに活きる役者だ。彼の凄みとオーラはコメディーでは活かされない。
そして相手役の女優、深津絵里だが、何とも華が無い。だから映画のセットが死んでいた。脚本や監督が少々まずくても、華のある女優なら、スクリーンが活き活きして来るが、逆に沈んでしまった。セットに金をかけ過ぎて、女優に金をかける予算がなかったということか。この配役に求められる女優は、身体の芯から匂うようなセクシーさと、瞳の綺麗さだ。グレタ・ガルボのように。
さて、マジックアワーという意味は、三谷幸喜によれば、黄昏が闇に融けるまでの短いトワイライトを指すという。つまり妖精が夜の為に舞い降りるロマンチックな瞬間。
さてこの映画、トータル的には、点数をつければ40点。
死ぬほど時間を持て余しているなら、これでも見たら、という時間潰しの映画。
但し、クレームは受け付けません。
(ムラマサ、鋭く斬る)

コメント
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