昨日の田原のサンプロ。
仙谷VS河野太郎だった。バトルが始まるかと思いきや、河野太郎は開口一番、民主党をほめていたのは、驚きというのか納得というのか。
河野太郎は自民党を脱藩して民主党に入ったらどうか。河野は、民主党・前原の羽田空港ハブ化は良いことだと評価し、自民党の中堅は羽田ハブ化(アジアゲートウエイ構想)を進めたが駄目だった。その原因は、国交省の官僚と冬柴と金子国交大臣が、それを潰した。それは自民党の失敗だったと明確に述べた。さらに核持込の日米密約についても、本来なら自民党がその解明をすべきだったが、代わりに民主党がそれをやることは評価すると河野は発言した。
驚いたことに河野太郎は、最後まで民主党を批判しなかった。田原の番組とは別に、フジの朝の番組で自民党の茂木敏充が、目を三角にして民主党に喧嘩を売っていたのとは対照的であった。茂木の攻撃に対して古川元久が冷静に反論していたのは印象的であった。この古川元久という人は将来の有力な総理大臣候補になる。
さて話を戻して、仙谷は予算の事業仕分けのボスに枝野幸男を起用すると述べた。枝野は識見、政策力、指導力を併せ持った、本来なら大臣クラスであるが、小沢一郎とは肌が合わないから冷や飯を食わされている。枝野を起用することは、日本の為に良いことだ。
★長妻の厚労省。
田原、仙谷、河野の意見が一致した事に、厚労省の解体再編がある。28兆円という予算要求でも分かるように巨大官庁だ。田原は、「亡くなった橋本行革の失敗だった。官僚にだまされて厚生と労働を合体したが、余りに巨大すぎて大臣の目が届かなくなった。それが今の厚労省を駄目にした原因だ」と指摘した。来年の通常国会で、厚労省は医療、労働、社会福祉年金に3分割すべきだ。
★2010年の概算要求95兆円。
税収見込みが40兆円であるから、差し引き55兆円が足りない。どうするのか。赤字国債の話が出ているが、とんでもない。概算要求には官僚の「財布」が一杯隠されている。そんなのものはゼロ査定するくらいの覚悟でやる。天下り補助金12兆4千億円が、国から独法、公益法人へと流れている。そこにメスを入れる。また特別会計207兆円にも大胆にメスを入れる。さてさて、鳩山と菅直人、仙谷は優秀な外科医なのか、それともヤブ医者なのか。そしてブラックジャックは誰なのか、古川元久なのか。
★民主党のマニフェスト。
金が無いなら、高校授業料の無料化は延期すべきだ。所得に関係なく無料化するという。つまり公立高校が年間12万円、私立高校は年間24万円を出すというマニフェストだ。金があるならやってもいいが、高校無料化は緊急の課題ではない。周辺を見ても高校の授業料で困っている家庭はない。但し、本当の貧困家庭には無償か後払い奨学金で対応すべきだ。だいたいが、定時制高校という制度も機能している。なぜ今、月1万円という安い授業料で、高校を無料化しなければならないのか理解できない。それとも鳩山の故人献金で負担するつもりか。
★石原慎太郎とオリンピック。
今もオリンピックの為の企業寄付を集めているという。つまり赤字なのだ。
招致活動費は都税100億円と、民間からの協賛金など50億円の総額150億円。
以前、大阪がオリンピックを招致活動した時には50億円かからなかった。なぜ東京が150億円も使ったのか、意味不明だ。 なお後追い寄付をする企業は無い。
都税分は「表の金」、民間資金は「裏の部分」に充てたという。 IOC委員との接待費や、招致コンサルタントの情報収集費などだという。 高級クラブの接待も駄目だとは言わないが、そのくらいで150億円になるものでもあるまい。但し、高級クラブでの接待というのは日本くらいのものだ。本命は、我々の税金を懐に入れた悪い奴がいるということだ。オリンピックの名前の下に公金横領だ。石原は活動費の使途を公表するというが、詳細の内容は明らかにできない。
★北朝鮮と朝鮮総連。
日本国内に、北朝鮮の組織である朝鮮総連という日本に敵対する勢力があり、同時に韓国の傘下にある韓国民団という反日勢力がある。 これらの在日韓国朝鮮人に日本の参政権を与えようとするのが民主党であり、鳩山、岡田克也、小沢一郎が旗を振っているのだから、無茶苦茶だ。
さて、北朝鮮と朝鮮総連は鳩山政権に対して、北朝鮮への敵対政策を止めさせる政治工作を行なう方針を掲げたという。つまり民主党内の親朝鮮グループへの工作に乗り出したそうな。朝鮮総連の幹部が北朝鮮を訪問し、北朝鮮の指導で作成され、対日工作の指示を受けたという。指令書では、「政界、マスコミ、テレビメディア、労働組合との提携を強化すること。その工作目標は、朝日新聞、テレビ朝日をターゲットに挙げ、既にテレビ朝日系に潜入している朝鮮系人脈を活用すべしと漏れ聞こえてくる。
また、「万景峰号」の新潟港への入港を求め、実現することを最大の目標にした。
本ページは一貫して述べているが、北朝鮮などは生きた歴史博物館として眺めていればいいのだ。自壊しようが、中国に助けられて生き永らえようが、日本は冷静に見ていればいい。万景峰号の日本入港などとんでもないことだ。拉致の問題は既に終った。北朝鮮の公式声明は「拉致した日本人は全員死亡した」。これ以上、日本は拉致に引きずれられて何をすれば良いのか。国は拉致被害者の家族に相当の見舞金を支払う。桜田門の公安の調べでは、日本人拉致被害者は200名にも及ぶとされる。
(ムラマサ、鋭く斬る)