武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

ラスプーチンと言われた男。 現職知事が、57歳のおばさんに負けた。

2009年01月26日 | 人生の意味
昨日のサンプロ田原。
米国のノーベル経済学者のクルーグマンが、オバマの演説は悪くはなかったが、もう一つ切れ味がなかったと述べていた。 確かに、change を封印し、yes, we can を一度も使わなかった物足りなさは残った。演説には印象付けるキーワードが必要だ。しかし、総体的には感動した演説だった。さて、73兆円という景気浮揚策の中身と財源をどうするのか。日本に対して米国債を大量に購入するように迫ってくるのではないのか。今や、日本と中国が米国債を大量に購入しており、米国のATM代わりなのだ。外貨準備高では中国が世界第一位、日本が第二位だ。

佐藤優。
かつて外務省のラスプーチンと言われた男。
彼の世界情勢分析より、彼の数奇な経歴と経験の方が面白い。
そして笑ったのは、田原に聞かれて佐藤は、「日本の政治外交は、政治学には分類されておらず、文化人類学に区分される」。さらに「田原が外務省を甘やかすから日本の外交が駄目になる」と田原に詰め寄った。
昨日も出ていた岡本行夫や田中均あたりを田原は重用している。岡本はともかく、田中均は小泉さんに食い込んで、日本の国益というより田中自身の私利私欲で朝鮮外交をやったような人だ。

自民と民主の戦い、山形県知事選。
昨日、山形県知事選で現職知事が、無名の57歳のおばさんに負けた。
負けたのは加藤紘一を含む自民党代議士3人が推す現職で51歳、日本銀行出身のバリバリのエリート知事が、民主党と自民参議員が支持したおばさんの32万票に対して31万票の1万票差の接戦で落城。 このおばさん、名前を吉村美栄子という。政治経験が全く無く、立候補を決意したのは公示40日前だった。「チェンジ やまがた」のバッジをつけた女性支持者たちが、「女性知事が誕生するなんて、夢のよう」と喜び合った。 吉村さんは、弁護士だった夫を12年前に病気で亡くしたが、行政書士の資格を生かして子ども2人を育てた。今は義父母と3人暮らし。知的障害者のスポーツ大会でボランティアとして活動していた。終盤は小沢一郎が山形入りした。漫画太郎は国技館にいたが。

日本と韓国。
鮮于鉦(ソンウジョン)という韓国大手新聞である朝鮮日報の東京特派員が、『日本、日本人、日本の力』という本を書いた。それを論評する。
(ソンウジョン)韓国では、日本に関する本は、両極から論じられる。ある韓国人は、「韓国には日本にないものがある」と叫び、別の韓国人は、「日本に学ばなければならない」と叫ぶ。 日本を論じるに、「叫ぶこと」から始まる。
(じゅうめい) 日本は、韓国を指して、あるいは他のどの国でもいいが、「日本には韓国や他の国にはないものがある」 などと叫んだりしない。 日本は千差万別、十人十色を認めている。 こういう 「叫び」 は150年前の日本の明治時代にあった。 「欧米列強に学べ」というスローガンだ。
(ソンウジョン) マルクスよりも革命的なトヨタがある。人を選ばず育てる未来工業。サブカルチャーの世界を主導する村上隆。 1907年に発売されて以降、今でも販売されている「亀の子たわし」。子孫に譲ることもできたであろう秋史・金正喜の遺品を韓国に寄贈した李舜臣研究家の日本人がいる。
(じゅうめい) その説明は長くなるが、日本のサムライ文化、商人道、茶道、江戸庶民文化などなどを説明しなければなるまい。 一言で括れば、「日本の美学」だ。
(ソンウジョン) 韓国が文化的、政治的に「モダン(近代)」にとどまっているとするなら、日本は「ポストモダン(脱近代)」 へと進歩している。
(じゅうめい) 伝統の朝鮮王朝を廃し、20年前まで軍事独裁政権を続けてきた韓国。中国の儒教にどっぷりと浸かり、両班政治の残滓が長すぎたのではないのか。日本のような明治維新はなく、欧米列強へ国家を近代化させる歯車が動かなかった。
(ソンウジョン) 現代自動車が、高級大型車 「ジェネシス」に挑戦する一方で、ホンダは人型ロボットと飛行機に挑戦しており、サムスンがメモリー市場を掌握したとき、シャープは世界の環境産業をリード、韓国文化が「ヨン様」を押し立てて日本のドラマ市場に食い込んでいたとき、日本文化はファッション・建築・ポップアートなどの上位文化はもちろん、娯楽文化や食文化までも世界に発信する「クール・ジャパン(魅力的な日本)」という国家イメージを構築していた。
(じゅうめい)日本は技術立国で、その歴史は古い。 また、ヨン様ブームは、60万人いる在日韓国朝鮮人が騒いでいるだけだ。 ヨン様ドラマは日本ではメロドラマと呼ばれ、今から40年以上前に日本で流行った手法だ。 ある意味懐かしい。
(ソンウジョン) 1990年代に日本が10年間の沈滞を味わったのは、他国の長所を学び欠点を克服することができず、孤立した島国特有の「国家ぼけ」現象を起こしたからだと日本人は自覚しているのでは。
(じゅうめい) そういう韓国人の、「そうに違いない理解」 が世界を狭くして、ステレオタイプの固定観念にとらわれている。日本は自国を大陸とは思っていないが、島国とはあまり意識していない。 なぜなら北海道から沖縄まで季節、文化、地域性が異なるから、そういう意味においては自己完結型ですらある。また「国家ぼけ」というが、その10年の間の1997のアジア通貨危機において、韓国が国家破産の危機に陥った際に、1兆円の融資保証をして韓国を助けたのは日本だった。しかし、韓国はその危機を脱するや、時の大統領であった金泳三氏は、何を語ったかと言えば、「日本の態度を、躾けし直す」 という辛いものだった。
(ムラマサ、月光に冴える)
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オバマのスピード、麻生の鈍足。 小室哲哉の失敗。

2009年01月25日 | 国際外交の真実
オバマ。
米国は、これまでブッシュとブッシュを取り巻く強欲資本家が経済破綻を引き起こした。小さな政府と規制緩和を旗印に掲げたネオコンと新自由主義は、終わりを迎えた。小さな政府というと聞こえはいいが、コストのかからない政府という意味ではなく、実態は少数権力者の密室における独裁政治であったと言っていい。独裁政治はその密室性とあいまって特定の巨大利権と繋がる。そのいい例がイラク戦争だ。大義名分のテロとの戦いではなく、米国の言うことを聞かないサダム・フセインを倒し、中東第二の石油埋蔵量を誇るイラクオイルを米国メジャーに支配させる。そういうエネルギー利権だった。
さて、オバマの改革は、自動車産業の立て直し、健康保険制度の改革、カジノ経済の規制、クリーンエネルギーの推進と枚挙に暇がない。
そして、8250億ドル(73兆円)というオバマの景気浮揚策が2月中には議会を通過し、5月の青葉の出る頃に効果が現れ、2009年末から米国の景気が上昇に転じることを目指すが、現時点で未来日記を書くのはまだ早い。
73兆円の財源はどうするのか。ドル札の印刷機を高速にするだけなのか。
今日の一言、クライスラーはフィアットと提携し、GMとフォードは合併せざるを得ないだろう。
さて、4月のロンドン金融サミットが大事な国際会議になる。それに日本がどのようにコミットできるか、最長9月までしか持たない麻生政権に、誰が本気で話をするものか。

公共事業で景気を上げるというのは、日本でも米国でも、ほとんど実効性がないというのが、ここ10年来の経済学の理論であり、それは実証されている。なぜなら、その財源は赤字国債、建設国債、つまり我々の借金で賄われることになるから、やがては国民自身を苦しめることになる。さらに、土木建設は産業としての広がりが少ない。政治家と官僚役人が公共事業費に目の色を変えるのは、政治家は建設会社から献金を貰い、官僚役人はナントカ機構、ナントカ協議会、ナントカ資材への天下りに走るから、公共事業は政治家と役人にとって甘い蜜瓶だ。同じ政策でも、オバマは500万人の雇用創出を宣言し、ドイツでは新車を購入する際、30万円の補助をするという。

中国毒ギョーザ。
これでメタミドホスは中国で混入されたことが証明された。
果たして、犯人の動機と狙いは?
毒物が混入されたと思われる時期の直前に、ある若い女性従業員が工場内のギョーザ蒸し部屋で死亡している。持込を禁止された携帯電話を置き忘れ、部屋に入ったところロックされ、そのまま蒸し部屋に閉じ込められ死亡したという。
その事件に恨みを持つ何者かが会社に対する復讐と、中毒事件を大きく報道させ会社にダメージを与える為に仕組んだという怨恨説が根強い。
製造元の天洋食品(中国)が、日本に出荷できず保管していた4千万円相当のギョーザを、河北省の複数の工場に無料で配り、ギョーザを食べた従業員や家族が中毒症状を起こしたという。

定額給付金と受刑者。
死刑囚や無期懲役の受刑者にも定額給付金を支給するのか。
死刑囚は4日現在で99人、無期懲役者は1670人いる。
オウム真理教の麻原彰晃・死刑囚にまで、血税から1万2000円が届くことになるという。殺人、強盗、強姦、詐欺などの罪を犯した受刑者や裁判中の被告も排除されない見込みだ。秋葉原事件の加藤智大や、大阪・梅田の交差点で会社員を車ではねて3キロも引きずり死亡させた吉田圭吾も給付されることになる。そういう馬鹿な事はやめなければならない。被告人の場合は、給付を留保して無罪確定になれば支給すればいい。また死刑囚でも、再審請求をしている場合、「冤罪」が認められ無罪になれば給付すればいい。オウムの麻原とか、秋葉原の加藤とか、女性バラバラの星島、光市の母子殺人犯人、判決書偽装の広田照彦などなどに給付金を支給するなど「あほう」がやることだ。

小室哲哉。
東京府中に生まれ育った実家がある。父の持ち物だったが、10年前に小室は、1億円の豪邸を父母の為に建ててあげた。建物だけで1億円だから素晴らしい家になった。しかし、その名義は小室自身であった為、借金取りに差し押さえられ、年老いた父母はその家を追い出されたという。 その実家をかたに5千万円を高利から金を借りていた。せめて名義は父母にしておけば良かったと思うのだが、金と芸能界は人を狂わすということか。 いくら金があって、一晩で100万円を飲み食いしても、目の前の小さな幸せにはかなわない。
(月光に蒼く冴える)
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オバマとガザとイスラエル。 漫画太郎の漢字こわい。

2009年01月24日 | 国際外交の真実
オバマとガザとイスラエル。
就任式のオバマの演説は感動したと述べたが、同時に、オバマの立ち位置は難しいと示唆した。なぜなら米国内のジューの意志を無視する訳にはいかない。つまりハマスに対して米国は譲歩できないと本ページでは述べた。
昨日、オバマはガザについて初めて公に見解を述べた。「let me be clear ・・・」と切り出し、米国はイスラエルの安全保障にコミットすると強調し、イスラエルの自衛権の行使を米国は全面的に支援すると断言した。一方、ハマスに対してはイスラエルへのロケット攻撃を止めよと警告を発した。しかし、パレスチナ人は1300人以上殺害されたのだが、それに対してのコメントはなかった。
さて、米国とイスラエルの関係はツインの双子と言ったほうが分かりやすい。歴史的な物語は省略するが、米国におけるジューの影響力というか、コアの心臓部は、生半可な紐帯ではないということを述べておこう。政治の冷酷と現実がある。

麻生太郎。
この漫画太郎、何事につけ、「私の言っている事は常に首尾一貫している」と言うのが口癖だが、これを言うなら、「首尾一貫してブレている」が正しい。
麻生財閥の御曹司に生まれると、「ワシが一番じゃ」と誤りを認めず、周りはただ「平伏」するのみであろう。また漫画ばかり読んでいるから、ここに列挙しないが、驚くほど漢字読めないKY総理だから困ったものだ。そういうバカ殿は麻生家の中でやってもらえばいいが、一国の宰相としては失礼ながら「薄らバカ」としか言いようがない。天下の愚作である給付金の第一の目的は、創価学会が信者から給付金を強制徴収し、無税の財布に3千億円を入れ、創価学会の施設建設と公明党の選挙費用に使うということだ。一人1万2千円だが、親2人子供2人のモデル家庭には6万4千円の支給になる。お札に色は付いていないから皆貰えばいい。しかし、よく考えて見ると金額が非常に小さい。どうせやるなら2倍の4兆円を当てるべきだった。そうすればモデル家庭で12万8千円になる。このくらいやって初めて評価される。しかし、本当は給付金などは愚作の愚作であって、まともな政治家がやることではない。これを支給する為に、総務省試算で825億円の無駄な事務費用がかかるのだ。
この825億円あれば、非正規労働者の為の仕事創出、派遣失業保険、障害者福祉、介護福祉、母子手当、などなど枚挙にいとまがないほど政策に使える。さて来週には、二次補正を参院で否決して通し、その直後に漫画太郎に問責を突きつけ、権力の座から引き摺り降ろすのが日本にとって正しい道だ。権力の委譲は話し合いではなく、血風を身に浴びて奪取するものだ。幕末の薩長同盟は、百年、兵と馬を養い、人材が枯渇し封建的因習に縛られた徳川幕藩体制に真正面から向き合い、アームストロング砲と白刃で守旧政権を打ち倒した歴史を、我々は明治維新から学ぶことができる。

官僚帝国。
政治が決めた公務員制度改革を、例え官僚によって骨抜きにされても、官僚は政治家・大臣の言うことを聞かない。 官僚の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」に人事院の人事局を移管するように甘利大臣は求めたが、人事院総裁の谷公士は拒否した。 甘利は、「人事院は一番の抵抗勢力だ」と声を荒らげたほどだが、谷の頑強な抵抗にあい、要請は失敗に終わったという。政治と官僚の立場が逆転し、さしずめ代議士や大臣は、官僚帝国に仕える猿といったところか。 自民党政権は今や、統治能力を致命的に失くしているのではないのか。
(ムラマサ、鋭く一閃)
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麻生太郎と小沢一郎の心の病。 ソニーの夢が消えた日

2009年01月23日 | 人生の意味
漫画太郎。
アメリカではオバマが緊張とスマイルを持って始動した。アラブ人拷問を行なっていたキューバ米軍基地の閉鎖を命令し、ホワイトハウスの上級官僚(約100名)の昇給を一時凍結することを発表し、ロビイストの出入りを禁止し、パレスチナ・アッバス、イスラエル・オルメルト、エジプトの首脳と電話会談を行い、数週間以内に金融クライシスに対する方策を立てることを打ち立て、等々のスピード感を持った指令は小気味良い。
さて、我が日本、民主党は「小沢の心の病」なのかどうか漫画太郎との対峙はモタモタ状態で、対峙というより「馴れ合い」のような雰囲気になってきた。小手先の国会対決で緊張感に欠ける。今もって小沢は、「話合い解散を」などと言っているようでは、楽隠居の爺さんのセリフだろう。
漫画太郎の腹は、はっきりしている。解散は9月の任期満了だ。それまでは何としても岩にかじりついても総理をやりたい。それは自身の権力欲の私利私欲だけでしかない。4月にオバマに会い、第二回金融サミットに出て、7月のイタリアG8に出る。G8を過ぎれば夏休みで総選挙体制に入るか、政権を投げ出すか、その時の情勢判断だ。他の者に総理の座を明け渡すことは充分にあり得る。つまり福田康夫を踏襲。なぜなら自身が総理の身で自民党が歴史的大敗を喫した場合、100年先まで麻生家は汚名を着ることになる。気位の高い漫画太郎はそれには耐えられない。1年近く総理をやって、世界の首脳と会い、G8とG20サミットを何回も経験したならば、引退後も自慢話ができる。そういう余生を送りたいものだと、眉間のシワを寄せて考えていることだろう。
さて、民主党がやるべき事は来週に、参院で二次補正を否決して通過させる。そして直ちに漫画太郎に問責決議を突きつけ、漫画太郎を引きずり降ろすことだ。そうでなければ世界の情勢激変に日本は立ち行かなくなる。なぜなら最大長くても9月までの漫画総理など世界の誰も相手にしない。米国、中国、韓国朝鮮、ロシアは日本の情勢を克明に分析していることを敢えて明らかにしておこう。

米国と韓国。
米国は日本をアライアンス(同盟国)として扱い、韓国をパートナーと表現したことに韓国は焦っているという。同盟とは生きるも死ぬも同じ運命だが、パートナーとはダンスと同じで曲が終ればジ・エンドだ。
ヒラリーは日米同盟を、「米国のアジア政策におけるコーナーストーン」と表現した。日米同盟がアジアの平和と繁栄を維持するコアだと強調した。しかし、韓国についてはいかなる説明もなく、オーストラリア、ASEANとともに「パートナーシップ」を持つ国として列挙されただけだった。
日米は、「1996年の日米安保共同宣言」で同盟関係を強固にした。
韓国の論調は、ライスに続き、ヒラリーも韓国を「差別」したことは、米韓関係が日米に比べ固いものではないとして、「差別」という言葉を持ち出して嘆いた。また、オバマ新政権のアジア政策を担当する高官が、親日本と親中国に偏っているとして「懸念」という言葉を使った。
レーガン時代のシュルツ国務長官は外交を庭の手入れに例えたという。
「いつも神経を使い、問題が小さいうちに「雑草」を摘み取らなければならない。それが国際関係であり外交だ」。

ソニー。
ソニーには夢がなくなったのではないのか。 かつて故・井深、盛田さんがうたった「愉快な理想工場」 が失われたのではないのか。ソニーに夢がないなら、ソニーファンに夢を売る事はできない。
2009年3月決算において、ソニーは2600億円の営業赤字に転落するという。 また、少なくても正規、非正規合わせて16000人の従業員の首を切るという。さて、液晶テレビ、PC、デジカメ、PSPがソニーの主力商品だが、ソニーらしいプレミアムがない。「やっぱりソニーだね」 という愉快な商品が出てこない。
そして一方、ソニーの中鉢良治・社長は公言する、「ソニーは雇用確保の為にビジネスをやっている訳ではない。 株主の利益の為にやっている」。
こういう経営者に引き連れられ、指揮されるエンジニアも辛い物があるのではないのか。 株主の利益を否定するつもりはないが、株主はBSとPLに興味はあっても、エンジニアや従業員そのものに興味があるわけではあるまい。 従業員は生活とプライドと夢の為に生涯、一生懸命働くが、株主は利益が出なければ株を売却するだけだ。

増田貴行。
武士の情けだ、辞職せよと引導を渡された。辞職しなければ懲戒免職だと迫られた。
36歳の働き盛りの警察庁キャリア官僚。 成田空港で昨年末、手荷物検査で女性検査員(32)のチェックに従わず、制止を振り切り女性検査員に暴力を働いた。そして「自分は警察庁のキャリアだ」とぶち切れ、「千葉県警本部長を呼べ、お前なんか首にしてやる」と威嚇し、さらに、この女性検査員に侮辱的な言葉を吐いたという。そして、増田貴行は、そのまま連れの女性と一緒にドイツへ出国した。悪質な暴行、海外旅行無届けの内規違反、検査及び制止妨害、恫喝行為で増田貴行を実質免職にしたのは当然だ。官僚帝国の本音。
(ムラマサ、月光に冴える)

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オバマの新時代に切り込む。 麻生太郎のお笑い漢字検定。

2009年01月22日 | 国際外交の真実
オバマ、アメリカの新時代。
就任演説は感動した。力強く、愛国心に富み、的確なフレーズを駆使し、米国と世界の未来に向かって語りかけた。声に濁りがない、目に曇りが無い、心が澄んでいる。マイナス7℃の寒さは今の米国を表し、広がった青空は未来を指し示す。さて、本題に入ろう。オバマの立ち位置は微妙だ。政治という権力、経済という欲望、その二つが結びつき世界に混迷と不信をもたらす。オバマの父親は60年前のワシントンで、レストランに入ることを拒否された。黒人差別は当然であった。レストランは別、トイレは別、学校は別、バスは別、しかし、その息子が60年後、ワシントンでアメリカ大統領の就任演説を行なった。
そして、オバマは訴える。市場は善であろうが悪であろうが、市場を監視しなければ市場は制御不能に陥る。強欲で無責任な経済により米国はクライシスの真っ只中にある。その再生を図るのは困難だが、人種、宗教、性別を超えたアメリカの団結により、逆風に耐えて危機を克服し、未来の子供達へ米国の強さを繋げようと結んだ。黒人奴隷解放を行なったリンカーンの聖書に手を置いて。
☆オバマ外交について、
(イラク)米軍が責任ある撤退をすることが出来るのか。アメリカがイスラム社会に支配されることがないように、イラクはキリストに支配されることはない。ブッシュは日本やドイツを頭に描いていただろうが、コーランはキリスト教は悪魔の邪教だと教える。偶像のキリストやマリアに屈服することはない。
(イスラエル)オバマでさえも米国内のジューの意思を無視することはできない。つまりハマスには譲歩できないのだ。一方、ハマスは一時的には鳴りをひそめても、必ずイスラエルに報復する。アラブとイスラエルの間には共存共栄という言葉は存在しない。憎しみは憎しみを増幅させ、神の怒りが沸騰点を越えるまで、戦争は終息しない。
(アフガン)とて同じだ。砂漠の地で,ロウソクを燈し、ロバを飼い羊を飼い、未だ中世に生きる貧しい人々を、近代兵器で殺戮して何が米国は面白いのか。 アフガンは、米国にテロを起こす力も無ければ意志もない。ビンラーデンは、アフガンの民ではなく、サウジの息子なのだ。あるいは果たして、ビンラーデンは本当にテロの首謀者として存在していたのか。
(アジア)日本、中国、韓国・北朝鮮を見渡せば、まともな国は日本しかない。中国は奇形の肥大国、韓国は上げ底の発展途上国。しかし日本を見れば偉そうなことは言えない。国際政治における日本の存在感の薄さは外交の敗北であり、日本政治の退廃ではないのか。加えて、日本は世界一の財政赤字国、借金大国。その脆弱性は何かのきっかけで経済3流国家に転落する危険性すらある。政治が駄目で、金融・株・投資が駄目で、物作り経済が駄目になれば、その先は奈落の底だ。
さて、米国の問題は追々書いていくが、一言、キー・イッシューはアメリカのデトロイト3、自動車産業とエネルギーであることを現時点では示唆しておこう。オバマの過去のスピーチとディベートを聴けば、自然に、彼が目指す方向性が見えてくる。米国の変化を見逃すべきではない。日本がどのように未来を見据えて米国に対処し協調できるかだ。そこに日本の浮沈がかかっている。

漫画太郎。
日本では、時の総理大臣が20日、予算委で漢字検定を受けた。
民主党の石井一は、漫画太郎が書いたとされる文藝春秋の論文を出し、「本当に麻生太郎自身がこの論文を書いたのか」と問い、お抱えライターが書いたと言えば、それはそれで問題ないのだが、漫画太郎は、「私が書きました」と答弁した。しかし石井の突っ込みはそれで終らなかった。漫画太郎のスケジュールを克明に調べた結果、論文を書ける時間はたった一日しかなかったと石井は追及した。その一日で40枚の論文を書けるはずがないと石井は断じ、難しい漢字を良くかけたなと皮肉を言い、論文の中にあった12ヶの難しい漢字をボードに示した。これを読めるのかと問われた漫画太郎は、遂行を(ついこう)と読んだから、議場は大笑いになった。それにしても、自民党の政治家よ、自党のトップである総理総裁が野党に漢字検定されて、笑っているその神経はどうしたものか。これでは、内閣崩壊は時間の問題だ。
(ムラマサ、鋭く一閃)
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