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武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

オバマと麻生。 魔性の女、山本モナ

2009年01月21日 | 人間の欲望
オバマ。
就任演説は期待にたがわず良かった。感動的ですらあった。内容は明日論評したい。その中でも、「アメリカの今の混乱は一部の強欲な無責任な人達によって引き起こされた」とオバマは述べ、「人種、宗教を乗り越え、団結してアメリカを作ろう」と格調高く訴えた。それに比して、昨日、我が国会では漫画太郎が民主党に漢字検定されるというお笑いが興行され、漫画太郎の顔を引きつらせたのは悲劇なのか喜劇なのか。

漫画太郎。
昨日の参院予算委で、民主党の石井一から麻生内閣の正統性を問われて、漫画太郎は、「日本は大統領制ではなく、議院内閣制であるから総理が交代することに瑕疵はない」と突っぱねた。漫画太郎は前にも同じことを言ったが、説得力がない。「法律に違反していないから何が悪い」ということだが、叩けば埃が出る身を持てば、その犯罪性を隠蔽する為に、「法律」という権力のマントに隠れようとする。法律は民事でも刑事でも推定無罪であるから、その犯罪を立証しなければならない。それは証拠という現象を抽出する作業になるから、人間の内面に踏み込む作業は事実上無理である。だから「法律に違反してないから何が悪い」という言い方は、例え悪事を働いても、その悪事を証明できなければ合法無罪だという言い方に置き換えることができる。

丹羽宇一郎。(伊藤忠会長)
先日、田原のサンプロで派遣切りを聞かれて、「法律に違反していないから問題ない」と言い切ったのは驚いたと前回書いた。 大企業の経営者がそのように断じたのは、経営者として底が浅い。法律に違反していないという言い方は、最低の基準レベルであって、最低のレベルで経営を語って、どれほどの価値があるのか。合法であるなら経営者は何をしてもいいのか。人間を物扱いにして、天下に恥じず平然としているというのは正しいことなのか。年収200万円以下のワーカーが1千万人を超え、3人に1人は非正規社員であるというワーキングプアが益々増えている。一方、大企業の内部留保は1兆円単位に膨れ上がっている。これは人間の搾取ではないのか。そういう大企業ほど率先して、非正規社員の首を簡単に切っている。
派遣の雇用保険(失業保険)は、失業する2年前に最低1年間加入していなければ失業保険は出ない。そして保険が出ても、支給開始は30日後、月たった10万円、3ヶ月しか出ないのだ。 つまり事実上、派遣の雇用保険というのは殆どの場合、有効性がないし機能していない。一方、キャノンなどは、分かっているだけで53億円の補助金を大分県から支給されている。 この53億円は我々の税金なのだ。 キャノンは1000名の派遣を契約解除して首を切ったが、そのコストは月30万円として、たった3億円の費用なのだ。 そのように首を切るならば我々の税金を返還しなければならない。経営の神様と言われた松下幸之助は今の隆盛するパナソニックを創ったが、10年後の伊藤忠とかキャノンなどはどういう企業になっているのか見極めたい。

山本モナと言うのかモナ岡と言うのか。
昨日、文化放送のラジオに、レギュラー出演者として復帰したという。
これにより、それまでやっていた中嶋美和子さんが切られたのは残念だった。
モナ、魔性の女、というべきか、民主党代議士の細野豪志と路上ディープキッスを撮られ、細野モナと言われ、二岡とはラブホテル愛を撮られ、モナ岡と名前を変え、当のモナ岡は巨人からパリーグに飛ばされてしまった。 独身同志なら恋多き女としてゴシップになるくらいだが、相手の男はどちらも妻子持ちだから魔性の女と言われる。

週刊現代に暴露された巨人の営業不振。
前から本ページで述べているが、なぜ日本プロ野球界の盟主を自他共に認める巨人の4番に韓国人を起用するのか訳が分からない。 確かに李スンスプ選手はいい選手だ。昨年は極度のスランプではあったが、本来の実力は日本球界でもトップ5には入る。 しかし、巨人ファンは日本人選手の4番を見たいのだ。 それが分からない読売巨人は、例え優勝してもファンは離れていくばかりだ。 それを指して、週刊現代は言う。 巨人のグッズ販売会社は倒産、「年間シート」売り上げ9億円減、放映権を割り引いてNHKやテレビ東京に叩き売っている。
実は、李スンヨプがいる巨人戦は韓国でテレビ放映されているが、韓国のテレビ局から放映権料として日テレは年間7億円を受け取っているのだ。だから年俸6億円の李スンヨプを使っている。
さて、2008年の巨人戦ナイター中継の年間平均視聴率は、わずか9.7%。2007の9.8%を0.1ポイント下回り、ワーストの2006年の9.6%に迫る低さだ。
そして、巨人戦を見ていると、ラミレス、李、小笠原、谷、木村、クルーンを見ると、どこのチームだったか混乱するほどだ。 選手の流動化はあっていいが、よそのチームの主力選手を引っこ抜いて並べるのは感心しない。

韓国。
日本の総務省は、日本の情報技術(IT)専門の人材が、50万人不足している状況だと発表したが、それをとらえて韓国政府は、韓国人や韓国企業が日本のIT業界への進出を進めよとラッパを吹いている。
何でも日本の官僚は、出入国管理法を改正してIT技術者や家族の在留期間の上限を5年に延長するなど、外国人のITエンジニアを積極的に日本に受け入れようとする提案を最近発表した。それに韓国が身を乗り出してきたということだ。
今、韓国人の日本における不法滞在者は10万人いると言われる。在日韓国朝鮮人は60万人いる。これ以上、韓国朝鮮人を日本に呼び込んでどうしようとするのか。行儀の悪い韓国朝鮮人は日本にはいらない。

自民党の大前繁雄(66)。
これが違法でないというなら、何が違法なのか。新しい問題提起だ。
落札者が辞退したなら、二番札に落とすのが正常な手順だ。そうでなければ高値で落差しておきながら辞退し、再度新たに入札をするなら、これは落札妨害になるのではないのか。また辞退するなら、落札金額の5%を違約金として支払わせるべきだ。事は国有地であり、国民の財産だ。裏で自民党代議士と官僚役人が結託(贈収賄)していると疑われても仕方がない。
大前繁雄は、自分が経営者である兵庫・西宮市の学校法人「大前学園」が、市内の国有地と建物を2億2600万円で落札しながら「落札額が高過ぎた」として契約を辞退した後、ルールで再入札には大前学園は参加できないため、知人の不動産会社に落札させ、この知人から1億5500万円で国有不動産を取得していた。当初の落札額より約7千万円安く取得した。大前は、知人の会社に手数料1100万円を支払っている。これは明らかな身代わり不正だ。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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星島貴徳の犯罪。 竹中平蔵と金子勝のバトル。

2009年01月20日 | 人間の欲望
星島貴徳、34歳の犯罪。
「死刑になってお詫びします」昨日19日、東京地裁で、星島は謝罪した。
東城瑠理香さん(当時23歳)をバラバラにして、さらにミンチにしてトイレに流した鬼畜。性的快楽を求め、性の奴隷にするつもりだったと語った星島。
まだ事件が発生したばかりの段階で、デカが任意で家宅捜査に入った際、女性の頭部をパソコンが入っていた箱に入れ、押入れに置いていた。腕,脚はダンボール箱に入れ、ベッドの下の奥に隠していた。 デカがベッドの手前のダンボール箱をチェックすると、わざわざ奥の箱を引き寄せて、「これ見ますか」 とデカに聞いた。 デカは興味を失くしたように「いや、見なくていいよ」と断わったという。 人間心理を突いたトリック。 そういう知能は回るが、事件の全体像はズサンだ。 その矛盾というか、齟齬は何だろうか。7畳一間のマンションで一人、包丁を使い、まな板の上で女性の肉を切り、鋸で骨を切断していった。ヒィヒィと笑いながら、血の海の中で快楽を楽しんだのだろう。人を殺してバラバラにする快感、ネグロサディズムと言うべきか、死姦愛好者と言うのか、脳内にアドレナリンが大量に分泌して、エクスタシーを感じるという。
親は岡山市・妹尾の税理士、取材した記者に対して母親は何度もすみませんと頭を下げ、最後は地べたに膝をついて、鉄扉を手で叩いて泣きじゃくったという。星島貴徳は、岡山県玉野市にある玉野光南高校の情報処理科(現・情報科)を卒業。自己顕示欲が強い饒舌な男、高校を卒業後、10年ほど大手ゲーム会社にいたが退職、その後、派遣のSEで金融関係のソフトを開発していた。
自宅のマンションからお台場にある会社まで毎日、往復タクシー(6千円)を使って通勤していたのはタクシー仲間では有名だった。
さて、ある寒い朝、星島のいたマンションの彼の部屋の前に立った。その扉は頑なに何物をも拒否するかのように無機質であった。踵を返してその扉を離れようとした時、女性のかすかな声が聞こえて来たのは空耳ではあるまい。

先の日曜、田原のサンプロ。竹中平蔵と金子勝のバトル。
抽象論が多かったが白熱して面白かった。竹中平蔵は、不良債権処理と郵政民営化ができたことを自我自賛していたが、評価できるのは不良債権処理のみだ。
郵政民営化などは全くの虚偽だ。道路公団民営化も名称が日本高速道路機構になっただけで官僚帝国は揺るぎもない。それに債務返済という名称を付加したのはお笑いだ。これは竹中平蔵の個人批判をしている訳ではない。そびえ立つ魔界のような官僚帝国に対して、小泉・竹中政権はドンキホーテとパンチョの如しだったということ。
まずバブル崩壊後の不良債権処理をやったのは竹中と小泉であったことは評価されるべきだ。それまで見て見ぬ振りをしてきた財務省官僚と自民党本流は何もせず、第二の敗戦と言われた失われた10年を作った責任がある。そして竹中のやった構造改革という名の規制緩和は、つまるところアメリカ型投資ファンド、証券会社の跋扈であり、日本的雇用制度の破壊、大量の貧困層を生み出した。つまり新自由主義というのは貧困やホームレスになる自由であり、金融資本主義とは、村上ファンドやホリエモンのような株買い占めによる乗っ取り恫喝による支配と利益享受であり、村上ファンドは5千億円の利益を叩き出し、ホリエモンはフジテレビから1000億円の金を分捕った。その実態はカジノ経済であり、強欲資本主義であった。
さて、日本の不況の原因を聞かれて竹中は、中途半端な構造改革、規制緩和が問題だと述べたが、抽象論の題目だけを言われても、何を言っているのか分からない。対して金子は、内需拡大をもたらさなかったことが原因だと述べた。
不況の原因の一つは、日本のゼロ金利政策によるものだ。戦後最長の「いざなみ景気だ」と言いながらゼロ金利に据え置き、国民の富を日本政府と日本のメガバンク、農林中金が収奪していった。例えば100兆円をアメリカの銀行に預ければ米国は当時5.5%の金利であったから、黙っていても年間5.5兆円の利ざやが稼げる。アメリカを始めとして世界各国は日本の金融機関から低利で巨額の金を借り、アメリカのサブプライムにつぎ込み、あるいは商品取引の原油、小麦、穀物、金、プラチナなどなどにギャンブル投資を行なっていた。そして典型的には、アイスランドは国家破綻したが、アイスランドの国民は低金利の日本円を借りまくったのだ。しかし、そのカジノ経済は破綻した。ねずみ講はいつか破綻するシステムになっているようにカジノ経済は破綻した。一瞬にして金が失われた。リーマンの債務総額だけで43兆円、つまり韓国の国家予算の2倍、日本の国家予算の半分になるのだから、その金額の巨大さが分かるというものだ。さらに、超大企業である住宅金融会社のファニーメイとフレディーマックが倒産の危機に陥り、世界最大の保険会社AIGを始めとして名だたる大企業が破綻やクライシスに陥ったことによるパニックの凄まじさは、まさに世界恐慌だ。経済は政治に密接に連動しているから、政治力のない日本の経済はアメリカに翻弄されることになる。日本の金融政策は米国と日本の財務省の利害が一致して長年ゼロ金利になっていた訳で、その米国の心は、日本は米国のATMであり、米国が日本から天文学的な金を吸い上げ、米国でジャブジャブに使ったということが真相だ。金子勝が示唆したように、本来、日本の国民が受け取るべき富を米国が収奪していった。そしてそれを日本の財務省と金融庁が許したということだ。リーマンのCEOの年間報酬は40億円、退職金100億円単位、ブッシュの財務長官であったポールソンは、前身がゴールドマンサックス(証券投資会社)のCEOであったが、退職金が500億円であったことが暴露されている。さて、企業の2009年3月決算に向けて、不良債権の山が、またぞろ高くなってきたのではないのか。殆どの私立大学でさえサブプライム、株投資をやっていた訳だから、大中小の金融機関、投資ファンド、企業がやっていない訳がないのだ。懲りない日本。
(ムラマサ、鋭く一閃)
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竹中平蔵と金子のバトル。 あほう自民党の末路。

2009年01月19日 | 人生の意味
昨日の田原のサンプロ。
久しぶりに見ごたえがあった。竹中平蔵と金子勝のバトル。
明日論評しよう。
次に丹羽宇一郎(CI会長、元経済財政諮問会議委員)。
田原から派遣切りを聞かれて、「派遣切りは解雇権の乱用ではなく、労働基準法にも違反していないから問題ない。製造派遣法は企業にも労働者にも利益があるから良いものだ」とヌケヌケと喋っていたが、国賊ものだ。
今の財界というのは、このように日本を駄目にする発言をして平気なのだから、驚かされる。その製造派遣の法律は天から降って来たものではなく、財界の強い要請を受け、財界と厚労省官僚が結託して法案を作り、小泉・竹中政権が2004年に法律として製造派遣を制定したものだ。派遣労働者を人件費(固定費)ではなく、部品調達費(変動費)に仕分けしていることからも分かるように、派遣労働者を人間扱いしていない。そういう社会は滅亡の道を辿ることになる。財界と官僚が作った「法律」に違反していないから何が悪いという態度は、まさに「法匪」と言うのか、あるいは、例えそれが毒まんじゅうであっても見かけはうまそうだから饅頭だと言い張るのと似ている。同じ言い方にしても「企業は派遣労働者を物のように扱い、コスト調節弁にしなければ、企業はやっていけない。つまり日本がやっていけなくなる。それでいいのか。それが現実だ」と説明したほうが、非常に分かりやすいし、それでは問題の解決をどうするかという話になるが、「派遣切りは問題ない、製造派遣は労働者も喜んでいる」と言うのは聞く耳持たぬだから、始末が悪い。

漫画太郎。
昨日、港区のホテル新高輪で開かれた自民党大会で、漫画太郎は、「経済危機に対応できるのは自民党しかありえない。まずは景気対策に全力を挙げる」と声を張り上げた。しかしながら最善の景気対策は「麻生太郎の退陣」だろう。総選挙をすぐに断行し、民意を問い、本格政権が国家経営を行なうべきだ。100点満点の政権はありえないが、選挙を経れば国民は納得し、我慢はできる。沖縄で玉砕し、広島、長崎に原爆を投下され、あの焼け野原の敗戦から立ち直った日本であるならば、ここは我々日本人の底力の出し処だ。しかしながら権力の椅子にしがみつく私利私欲だけの麻生太郎などに誰がついていくものか。ついていくのは利権にぶら下がる猿だけだろう。
また漫画太郎は、「国会の制度、運営のあり方を見直さなければいけない」と発言した。つまり参院を廃止して一院制にするということだが、その趣旨は、野党第一党の参院を潰すという党利党略だ。
さらに、漫画太郎は、消費税増税を2011年から実施すると強調した。その前にやることがあるのではないのか。官僚帝国の何兆円にも上る無駄をなくすことが先決だ。随意契約、贅沢な官舎、機構と独法の整理、高額な退職金、仕事は非正規職員にさせ官僚と役人は新聞とお茶を飲んでいる、銀座の高級クラブに毎晩通う官僚帝国の実態、まあこんなのはほんの序の口だ。そして消費税の増税を言う前に、三菱、三井住友、みずほのメガバンクは法人税を払っているのか。1銭たりとも払っていまい。わずかな年金生活者からむしり取るように各種料金を取り上げていながら、銀行からは法人税をとっていないのだ。
また、幹事長の細田博之(東大法学部卒、二世議員、経産省官僚出)は、「野党による政権交代は幻想に過ぎない。民主党の高速道路無料化や農業者所得補償制度などは、首をかしげざるを得ない。無責任な政党にまかせることはできない」と批判した。本ページで何度も述べたが、先進国は高速道路は無料なのだ。首都高速を走って700円、高速道路300Km走って5千円などという法外な料金を取っている国は日本だけだ。幻想に浸っているのは自民党ではないのか。

派遣切りされた男。
福井県警敦賀署は18日、無職のM(38)を建造物侵入で現行犯逮捕した。
空き家に入り風呂場に隠れていたという。 男は、「三重県の自動車関連工場で派遣社員として働いていたが、12月末に派遣切りされた」と言い、「寒さをしのぐために入った」。 寒波襲来の季節、空き家に入りたくなる気持ちも分かる。 しかし、その前に役所や地元の警察に相談すべきだった。 そうすれば道は開ける。
何でも、近所の人に見咎められ110番され、警察に捕まったらしいが、その男、お金を持っておらず、「岐阜、愛知を転々とし、職を探して生まれ故郷の福井に来た」 と語ったと言う。留置所は3食と寝場所は確保できるが、何ともやり切れない。 この冬空に人間を放り出して、「法律に違反していないから何が悪い」 という政治を変えなければなるまい。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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谷村新司の昴。 小泉さんの、いらない置き土産。

2009年01月18日 | 人生の意味
谷村新司の昴。
谷村新司は、何十年も前にアリスを経てソロ活動に入り、「昴」の名曲を作り、歌い、大成功した。
そして、年間200回のコンサートをやっていたという。
その余りの忙しさに、55歳の時、ある日突然、次の生き方をどうするかを考えた。そして仕事を休もうと思ったという。
そしてすべてを解放して、心を空っぽにした谷村は、
「人間というのは何でもできる」と悟ったという。
人間というのは日常の鎖から解き放たれて、本来、自由なのだ。
自分を縛っているのは自分自身なのだと。

小泉さんの、いらない置き土産。
自ら政界の引退表明を行い、世襲政治で次男坊を後継に指名し、「親バカ」と言われましょうが、と枕詞を述べたのは、みっともなかった。
自民党は親バカ政治になってしまった。 選挙の洗礼を浴びれば世襲政治といえども問題ないと理屈を述べる人がいるが、同じ選挙区つまり地盤を引き継ぐのは、公平な選挙とは言えない。 苦労せずに選良になるということは、本人を堕落させ政治の劣性遺伝を増幅させるだけだ。 徳川時代、都会の江戸に住んだ直参旗本30万旗の遊蕩と堕落は、幕末の薩長同盟に一振りの抵抗もすることなく霧散霧消してしまったことでも分かる。 勝海舟は旗本出とされるが、実態は父親が巷の金貸しで、その金にあかせて旗本株を買ったものだ。彰義隊は、水戸一ツ橋の家臣と諸藩、そして江戸の侠客が集まったもので、代々親譲りの徳川の旗本は堕落の極みであったと言っていい。
さて話がそれたが、本来ならば、世襲政治の同じ地盤を引き継ぐことを禁止し、選挙に出るなら異なる選挙区から出なければならないのが筋だ。 しかし、それを法制化するのは難しいだろう。 今や、小泉不況と言われる世の中、小泉さんの置き土産の国会一院制など、そのままゴミ箱に直行だ。

高速道路。
昨日も述べたが、二次補正に5千億円の予算を盛り込んで、ETC車載器をドライバーに買わせようとする国交省官僚と自民党の腐敗堕落を見る。
千円で地方の高速道路を走ることが出来るが、土日祝日だけの限定で、しかも2年間だけの限定期間というのだから人を馬鹿にしている。1万円~2万円するETC車載器に国が5250円の補助をするという。ちょっと待ってくれと言いたい。年金の問題はどうした。社保庁の犯罪により貰える年金を貰えない高齢者は何百万人といるのだ。医療費削減を年間で2200億円、母子手当て200億円、障害者への福祉、老齢加算の廃止500億円、これらの優先政策はETC車載器に補助金を付けるより重要性が低いのか。たった2年間の為に、地方ドライバーはETCなど使わないというのに、車載器を買わせ、国かそれに補助金を出すというのは、本当にこの国は正常なのか。民主党を始めとして野党から批判の声が聞こえてこないのはどうしたものか。
しかもETCシステムには国交省官僚の機構と普及協会の利権システムがブドウのようにぶら下がっているのだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)

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ヘタリアがヘタッタ。 鴻池のセックス・機密漏洩スキャンダル

2009年01月17日 | 人間の欲望
ヘタリアがヘタッタ。
これが日本人の世間知らずでお人好しのところだ。日本の町内会なら通用するだろうが国際社会、ましてや韓国朝鮮相手にこういう対応をすれば相手は頭に乗るだけだ。「キッズステーション」(東京)は、韓国のネットから反発を買っていたアニメ「ヘタリア」の放送を中止するという。 「韓国人を侮辱する内容」があると韓国人が騒いだことに配慮したとかしないとか。
こういう日本人の見識のなさが韓国人を付け上がらせる。 韓国人のどこを侮辱しているのか、していないのかを明確にしなければ、何が何やら訳が分からない。今までもそうだが今後も、何か気に食わないことがあれば、韓国は一方的に騒いで日本を攻撃するだけだろう。 こういう、「臭い物にはフタ」という考え方は「日韓和解」の解決にはならない。

自民党・鴻池祥肇。
公職というより「好色」か。
「週刊新潮」に人妻と議員宿舎で「お泊り愛」をスクープされ、鴻池祥肇は、「記事は事実と違う。私の不徳のいたすところ」と弁明した。不徳の致すところという言い方は、こういうセックス・スキャンダルには使わない。下半身に人格無しと弁明するなら話は分かる。官舎に美人の人妻を引き入れて、部屋のカードキーまで渡していたというのだから普通ではない。官房副長官という政府高官の身で、官舎をラブホテル代わりに使うとは、国家機密漏洩の「美人局」つまりスパイだったらどうするのか。 それに子供じゃあるまいし、「男女の関係はなかった」などとは誰も信じまい。性愛の関係が無かったことを証明せよとは言わないが、国家機密の漏洩は無かったことは説明しなければならない。中国の美人スパイ・ハニートラップは中国の常套手段なのだ。官房副長官の辞任は当然だ。

櫻井よしこ女史が、週刊新潮1月号において、中国について次のように鋭く指摘した。
(櫻井女史)「日本の政治的不安定を嘲笑するかのように、中国政府は、1月4日東シナ海のガス田「樫」の掘削は「中国固有の主権の行使」と宣言した。また、昨年末には、東シナ海においては「実効支配」こそ必要で、「今後、同海域の管轄を強化すると中国は声明を出した」が由々しき問題である・・・。
昨春、胡錦濤が来日し、福田康夫と首脳会談を行ない、ガス田「樫」は共同開発をすることに合意したはずだが、そうはならなかった。完全な違背である。つまり中国は、対日強硬策に踏み出しても、日本は手も足も出せないと見切ったということだ。尖閣諸島の実効支配を日本はどうしようとするのか。竹島が韓国に軍事的に実効支配されているように、同じように中国に軍事支配されるのか。その場合の日本の対応はどうするのか。漫画太郎などは何も考えていないだろう。定額給付金をもらうかどうか決めていないなどと、「薄らバカ」の頭をかしげているようでは何も決断はできまい。中国が実効支配を宣言した以上、日本は先んじて尖閣諸島を自衛隊によって実効支配しなければならない。それが日本の領土を守り国益を守るということだ。そして現実的には、日本には米軍という番犬様がついている。

中国ウナギ。
中国ウナギの輸入禁止をしなければ日本国民の生命と健康に重大な危険を及ぼすことになる。千葉県は15日、中国から輸入した活ウナギから基準値の3倍の農薬が検出されたとして、成田市の食品会社「丸勝」(社長・西勝光治)に対し回収命令を出した。中国産活ウナギは今月3日、中国・福建省から輸入された1・5トン(約6000匹)。
中国ウナギから塩素殺虫剤「ジコホール」が検出された。 ジコホールは害虫駆除に使われる農薬で、日本国内では生産されていない。

オバマ。
地獄行きの片道切符を手にしたブッシュは、贈られた靴を肩にかついでホワイトハウスを去る。
それまで、アラブ系の男達を捕まえてはテロの容疑者だとして、口に水を注ぎ込みながら尋問していたと暴露されたが、そんな水遊びの子供だましではなく、実態はスタンガンを使ってショック状態に何度も陥れるという拷問を行なっていたというのが本当だ。電気ショックの恐怖を覚えれば、人間は恐怖と錯乱の中で「怯える子犬」のようになるという。
それは明らかにアメリカ国内法にも、ジュネーブ条約にも違反する悪質な国家犯罪である。その犯罪が行なわれたキューバのグアンタナモ米軍基地にある収容所を閉鎖するという。ドイツのアウシュビッツ収容所の教訓を白人社会は忘れたらしい。またイラクの米軍撤退について、2010年5月までの撤退案をタイムテーブルにのせるという。しかしイラクは、イラク市民15万人以上、米兵4千人の血が染み込んだ国になってしまった。シーア派とスンニ派の宗教対立はもはや修復不可能であり、今後50年、いや100年のカオスがイラクを支配するだろう。そして、その責めはアメリカが背負うことになる。

官邸は、25日付で定年退官する会計検査院の伏屋和彦・院長(検査官)の後任人事を行なわないという。なぜなら国会同意が必要なため、漫画太郎はびびっているという。 威勢だけはいい筋者だが、肝心な事は逃げるようだ。検査官(定数3人)の任期は7年だが、定年は65歳だという。伏屋和彦は財務省出身であるから、後任は財務省ということになるが、それでは民主党が同意しない。だから漫画太郎は逃げた。国家経営から逃げる 「薄らバカ」 にこの国を任せるわけにはいかない。
ところで、院長の任期7年は長過ぎる。1期3年だろう。 そうでなければ官僚は腐敗の椅子にしがみつくだけだ。 そして退官が65歳というのも普通ではない。 普通でないのが官僚帝国のサガか。

高速道路。
国交省は、土日祝日の限定で、地方の高速道路料金を乗用車に対しては1000円にするという。トラックには適用されない。但し、2年間だけだ。その値下げの財源として5000億円を2次補正に盛り込んだ。そして値下げはETCの利用が条件だという。現金払いは駄目である。このため1万~2万円かかるETC車載器について、購入者に対し、5250円の助成を国が始めるという。医療費2200億円、母子手当200億円、老齢加算500億円などなどを削って、ETCの補助金に5000億円の巨費を投じるのだという。 正気の沙汰ではない。将来に渡って1000円にするというならETCを買ってもいいが、土日祝日の限定で、しかも2年で廃止するというなら買っても意味がない。地方のドライバーはETCなど使っていないのだ。この国交省のやり方は、ETCを買って課金を受けよということでそれ以外の意味は何もない。つまり5000億円を使って、ETC利権にぶら下がる国交省官僚の機構、協会を肥らせることだけが目的なのだ。ETC周辺には官僚の利権機構がブドウのようにぶら下がっている。さらに、官僚のやることは狡猾だから、首都高速、阪神高速は下げないが、深夜時間は割引きをするとかしないとか、複雑な事をやってドライバーを惑わせる。この腐れ官僚と自民党政治の堕落。アメリカ、ドイツ、英国、カナダ、豪州などの先進国は皆、高速道路は無料なのだ。但し、アメリカの一部は有料高速もあるが、300Kmを走って約300円だ。日本の場合は5千円になる。諸君、この日本をどうする。
(ムラマサ、鋭く一閃)
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