ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている 黄龍を訪ねました。黄龍は 四川省省都 成都から北に約230km、アバ・チベット・チャン族自治州 松藩県にある 景勝地です。眠山山脈の一部 玉翠山(標高 5100m)から北に向かって伸びる 全長 7.5kmの渓谷で 石灰岩層が氷河に浸食されて出来た巨大な渓谷です。石灰分の豊富な水が流れ 多くの 石灰華段、滝、谷が形成されたものです。
2003年9月に開港した 九寨黄龍空港は 標高 3,447.6mの山岳上に有り 空気が薄く 離陸に必要な揚力が得にくいため 3,200mという長めの滑走路が 設けられています。谷合から水平に まるで 戦艦に離着陸するような感じすらしました。成都双流国際空港から240km、約40分で着きます。空港開港以前は 黄龍や九寨溝に行くには 成都から バスで 1日がかりだったようです。
九寨黄龍空港から約12km。空港から 一番近い市街 川主寺。
山の上に有る空港から どんどん下りて行くイメージ。
黄龍入口(黄龍山荘)(標高 3,170m)。九寨黄龍空港から 約53km。
入場前に渡された 簡易酸素ボンベを吸入しても 苦しく ほんとに 酸素ボンベなのか疑いつつ 黄龍中寺まで 登りました。
黄龍中寺
時間不足と体力不足で 風景区最奥部 最もきれいな場所と言わる 五彩池(標高 3,553m)、黄龍古寺 往復は 断念し 下山しました。
夕食。
当初の予定では 前日に 九寨黄龍に着き 1泊し 高地順応させてから 黄龍観光をするはずでしたが 九寨黄龍空港が 高所山岳空港であるがゆえ 前日の夕方から深夜 気象状況が悪く 「飛ぶ」、「飛ばない」 で 数時間、成都双流国際空港で待機。いったんは 搭乗したものの 結局 深夜になって 欠航決定。成都双流国際空港の近くの簡易宿泊所で 仮眠をとり 当日早朝 出発、高地順応無しで いきなり黄龍観光となってしまったため 高山病症状の人 続出。その日のホテルの夕食には 半数が欠席する事態となりました。