たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

寒いニャン

2012年05月12日 16時43分19秒 | 猫・犬・ペット

5月も中旬というのに 寒(サムッ)!

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布団に蹲る 老猫ノンノン。


宮形修復

2012年05月12日 14時24分52秒 | 暮らしの記録

空き家になっている北陸の実家は 近々 解体工事する予定で 着々 片付け整理に 通っているところですが 先日 行った際 座敷の頭上に設置されいた神棚をどうしようかと 一瞬迷いました。とりあえず 棚板は残して 宮形(神社を模したもの)を 降ろしました。

東京空襲が始まり 父親の郷里である北陸に 一家で疎開し 終戦を迎え そのまま そこに永住することとなって 木材等資材不足の中 急ごしらえで建てた実家。神棚、宮形も その時点に 設置したもののはずで 70年近い年月を経ていることになります。もともと 粗末な木材で作られたもので 朽ちてボロボロ、動かすと 崩れて バラバラになってしまう状態になっていました。今では 簡単に スーパー等でも 購入出来る神棚、宮形。当時は そんな状況ではなく いかにも 素人が 作った感じです。昭和30年頃まで 近くに有った製材工場から 木材の切れ端を もらってきて よく 家族の下駄や 煙草入れ、オボン等を 器用に作っていた 祖父が作ったのかも知れません。

神棚は 子供の頃 どこの家にも 必ず有るものでしたが 特別な神事をしていた家があったのかどうか分かりません。ただ 毎年 正月を迎える直前に よく 雪の裏山に の小枝を取りに行かされ それを飾り、新しいお札(神札)を祭り 元日 お神酒を上げ、律儀だった父親が うやうやしく 柏手を打ち お参りしていた姿は 今でも 目に焼き付いています。 

これまで 神棚、宮形、お札(神札)等とは 無縁の暮らしをしてきましたが 降ろした宮形を 直ぐ お焚き上げにしてしまう気持になれず ひとまず 我が家に 運んできたという訳です。ボロボロ、バラバラの宮形ですが なんとか修復して しばらくは 身辺に置いておきたいとの思いです。まさしく 老人の感傷。狭い家を 余計狭くすることになりますが。

今日の土曜日は 仕事の予定無し。朝から 宮形修復作業に精を出しました。細かい手作業は 苦手な方ですが 接着剤(ボンド)で貼り合わせ 組み立て なんとか 原形をとどめるとこころまで出来ました。今度の正月には 新しいお札(神札)を 祭ろうかと思っているところです。今の世の中 祈りたいこと、お願いしたいことが あまりにも 多すぎますが まずは 無病息災。神頼みではなく 自分に 言い聞かせながら。

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埃を払って バラバラになった宮形

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組立修復後の宮形

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和室の頭上に設置