ぶらり道草旅その1 沼津市の「千本松原」 の つづき、
ぶらり道草旅その2 沼津御用邸記念公園
(2)沼津御用邸記念公園
駿河湾の最奥部、沼津市島郷海岸に面し 松林に囲まれた一角に有る 沼津御用邸記念公園に立ち寄りました。
沼津市ホームページ → 「沼津御用邸記念公園」
沼津市のホームページから拝借した写真
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沼津御用邸は 明治26年、大正天皇(当時は皇太子)のご静養のため造営されたものですが 明治、大正、昭和の三代 77年間にわたり 天皇皇后両陛下や皇室の方々に利用された御用邸です。そのご利用日数は 約5000日に及び 他の御用邸に比べて 最も多くご利用された御用邸なんだそうです。
当時は 掦原村と呼ばれた小さな漁村だったそうですが 気候温暖、全面に駿河湾、背景に富士山という風光明媚な地であったことから 明治政府の高官が相次いで別荘を建設する等していた地で、明治22年には 東海道線が開通し 東京からの交通の便がよくなったこともあって この地に造営されたようです。
昭和44年には 沼津御用邸は廃止されて 昭和45年に 沼津市が 「沼津御用邸記念公園」として開設し 現在に至っているものです。
平成28年10月には 公園内の一部が 「旧沼津御用邸苑地」として 国指定名勝にもなっているそうです。
根上がり松
明治時代の雰囲気を残した貴重な木造平屋建ての西付属邸御殿、
内部を見学出来ます。(写真撮影可です)
庭内散策
皇族がそぞろ歩かれたであろう広大な庭
公園の西端には 富士山が松林越しに頭をのぞかせる富士見ポイントがありますが 残念ながら 富士山は 雲に隠れていました。
沼津垣広場、
ご用邸の目の前は駿河湾、島郷海岸、
御用邸時代は 皇室のプライベートビーチ、一般人は 立入り禁止だったと思います。
訪れた日は 南岸低気圧通過後の余波もあり 強風、高波でした。
(つづく)