図書館から借りていた 平岩弓枝著 新・御宿かわせみシリーズ第7段目の作品、「青い服の女」(文藝春秋)を 読み終えた。
読んでも読んでも、そのそばから忘れてしまう爺さん、読んだことの有る本を、うっかりまた借りてくるような失態を繰り返さないためにも その都度、備忘録としてブログに書き留め置くことにしている。
本書には 表題の「青い服の女」の他、「霧笛」、「玄猪祭(げんちょさい)さわぎ」、「去年今年(こぞことし)」、「二人女房(ににんにょうぼう)」、「安見家の三姉妹」の連作短編6篇が収録されている。
いささか、物足りなく、「続編」が気になる終わり方になっているが、1932年(昭和7年)生まれの著者、平岩弓枝氏の御年齢を考えると、本作が 一連の「御宿かわせみシリーズ」の最終作になるのだろうと思われる。
一昨年の3月から、2年3ケ月掛って、やっと読み終えた 「御宿かわせみシリーズ」(全34巻)と「新・御宿かわせみシリーズ」(全7巻)。つい数年前まで、読書の習慣等まるで無く、まして長編小説等、読んだためしが無かった人間、なんとなくふっと手を伸ばして、御宿かわせみ第1巻を読み始めた頃には まさか全巻を読破出来る等とは思いも寄らなかったものだ。それが、次第にその気になり、生まれて初めて挑戦してみて、なんとかクリア出来、3000m級の頂きに立ったような達成感?(大袈裟・・)、感慨無量になっているところだ。
新・御宿かわせみシリーズ
「青い服の女」
(参照)文藝春秋Books「御宿かわせみシリーズ特設サイト」 → こちら
「新・御宿かわせみシリーズ」の主な登場人物
神林麻太郎、神林るい、神林千春、
畝源太郎、麻生(畝)花世、畝千絵、畝千代、
嘉助、お吉、正吉、お晴、
長助、仙五郎、
リチャード・バーンズ、マグダラ・バーンズ(マギー夫人)、たまき夫人
神林通之進、神林香苗、麻生宗太郎、おとせ、
(おわり)