新型コロナウイルス感染拡大の影響で 日本も、世界も 1年前には想像もしていなかった社会になってしまった。
7月下旬、いつもなら 全国各地で 甲子園を目指す高校球児等が 地方大会で熱戦を繰り広げ 汗と涙、応援する者にも熱き感動を届けてくれている頃である。
残念ながら 今年は 「夏の全国高等野球選手権大会」は 開催されない。野球一筋の青春の高校球児の無念、悔しい思いは計り知れないものだと思う。
高校野球は 特別 野球にのめり込んでいる者に限らず 日本人の心を掴む、特別なスポーツだと思う。
「夏の全国高等学校野球選手権大会の歌」、「栄冠は君に輝く」が どこかからともなく聞こえてくるような気がしてしまう。
今更になってネットで調べてみると
「栄冠は君に輝く」は 作詞 加賀大介、作曲 古関裕而で 1948年(昭和23年)に 発表された行進曲。
戦後 学制の改定が行われ それまでの「全国中等学校優勝野球大会」が「全国高等学校野球選手権大会」に改称されたことに合わせ、さらに 1948年の大会が 第1回から数えて30回目の節目の大会だったことから 主催者朝日新聞が 新しい大会歌として 全国から詞を公募し、応募作品5252編中から 加賀大介の詞が選ばれたという。
球児だった加賀大介は試合中に怪我をし野球を断念、野球に対する熱い想いが詞に込められている。
加賀大介の出身地、石川県(ペンネームの「加賀」は 石川県から)根上町(現・能美市)には 「栄冠は君に輝く」の歌碑が立てられているという。因みに 加賀大介出身の能美市立浜小学校の後輩には 星陵高校で活躍した松井秀喜がいる。
古関裕而により作曲された「栄冠は君に輝く」の発表当時のオリジナル歌手は 当時人気が有った伊藤久男だった。古関裕而と伊藤久男は 同郷(福島県)の友人同士で 戦前から深い付き合いが有り、歌謡曲「イヨマンテの夜・・等々」、軍歌「暁に祈る・・等々」等 名ダッグを組んで活躍していた。
なんとなく安心出来ない、閉塞感のある暮らしは まだまだ続きそうだが、
「栄冠は君に輝く」で 気分だけでも高揚したいものだ。
球児に限らず 日本人の応援歌だと思う。
「栄冠は君に輝く」・唄 伊藤久男 (YouTubeから共有)
古関裕而 作曲の
早稲田大学応援歌 「紺碧の空」、
阪神タイガース応援歌 「六甲おろし」も
「いいね!」の爺さんである。
コメントいただき有難うございます。