昭和30年代から40年代頃は、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年に、「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中には、特に懐かしく思うような映画音楽がかなり有る。その中から、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、「懐かしい映画と映画音楽」に、書き加えることにした。
懐かしい映画と映画音楽・その84
映画「黄色いリボン」と主題曲「黄色いリボン」(再)
映画が一番の娯楽だった時代、昭和20年代~40年代の一時期、西部劇映画ブームが有った。地方の映画館でも次々上映され、結構、映画館に出掛けていたような気がする。
映画の題名、ストーリー、出演者等、すでに記憶曖昧になってしまっているものが多いが、ジョン・フォード監督、ジョン・ウエイン主演の映画の主なものは、ほとんど観ていて、男も惚れ惚れするようなジョン・ウエインのかっこ良さや、映画の中で流れていた主題曲等は、脳裏に焼き付いており、懐かしく思い出される。
「黄色いリボン」も、そのひとつである。
今更になってネットで調べてみると
「黄色いリボン(She Wore a Yellow Ribbon)」は、1949年(昭和24年)に、監督 ジョン・フォード、出演 ジョン・ウエイン、ジョアン・ドルー、ベン・ジョンソン等で、製作、公開された、退役を目前にした、年老いた騎兵隊長の最後の6日間を描いた、アメリカの西部劇映画だった。
日本でも、1951年(昭和26年)に公開されたようだが、当然、公開当時に観ているはずはなく、後年になってから、地方のリバイバル映画館で観たのだと思う。
「黄色いリボン」は、ジョン・フォード監督の数多の西部劇映画の中で、「アパッチ砦」、「リオ・グランデの砦」と共に、「騎兵隊三部作」のひとつと評された映画で、アカデミー撮影賞を受賞している。
ミッチ・ミラー合唱団歌う、主題曲「黄色いリボン」は、後年もずっと、レコード等で聴いており、聴く毎に、若かりし当時のことまで蘇ってくる気がしている。
(ネットから拝借画像)
「黄色いリボン(She Wore a Yellow Ribbon)」 (YouTubeから共有)