書き言葉、話し言葉に 外来語、カタカナ語が蔓延している現代、
すでに 定着した外来語、カタカナ語抜きでは 世の中 廻っていかない?様相を呈していますが、
一方で 難しい漢字等にも精通され、漢字検定とか 超難読漢字クイズ等に挑戦されておられるような方もおられます。
最近は 漢字でもなんでも PCやスマホで簡単に引き出せるため 「辞書を引く」ことが滅多に無くなり、字を書くこと自体激減しているため、ますます 読めなくなり、書けなくなっているような気がしています。
さらに 教えてもらっても、調べても 直ぐ忘れてしまう 後期高齢爺さんとて、
今更 覚えることは 無理、無理、無理・・・・・・、
なんですが、
小説を読んだり 数多のブログを拝読している中で
「へー、こんな漢字が有ったのか」、とか
「なんとか読めるけど 絶対に書けないなあー」、とか
いう漢字が 頻繁に出て来て 感心するやら 目から鱗になったりしています。
要するに
「この歳になっても 知らないことが多過ぎる」と いうことです。
老人の頭の体操のつもりで 書き留め置こう等としている次第。
普段 しょっちゅう使っている言葉でも いざその漢字を書けと 言われると ???、
下記の漢字の「読み」と「意味」は いかがでしょうか? (答えは 最下段)
「齷齪」
(読み)
あくせく
(意味)
細かいことを気にして落ち着かないこと、
目先のことにとらわれて気持ちがせかせかする様子
「なーにも そんなに あくせくすること なかんべや」
「齒」はわかるような、歯ぎしりしているのでしょう。せかせかして家の中を歩きまわっているのでしょうか。
ウエブで見てみました。
「あくさく」の転で、心にゆとりがなく、目先のことに追われてこせこせと気ぜわしく事をするさまという意味。
次に「齷」という漢字を新字源で調べると、齷齪は歯ならびの細かいさまを指し、転じて (1) 事が細かくせまいさま、(2) おしせまるさま、(3) こせつくさまを表す
心のゆとりのなさや気ぜわしさを表す元になっているのが、歯ならびだったようです。
歯ならびが元の漢字なんですね。
現在 歯抜け爺さん、なんだか 物を食べる際 せこせこ噛んでいますので それこそ 齷齪の状態です。
あっ! 「噛む」も ちゃんと「歯」が入っていますね。
コメントいただき有難うございます。