今日は 鏡開きの日です。
鏡開きとは お正月に 神棚や仏壇に供えた 鏡餅を下げ それを食べるという風習で 関東地方では 11日とされていますが 全国各地 地域によって 異なっているようです。
一般的には 下げた鏡餅を 細かくし 「おしるこ」等にして いただくことことが多いようですが 「切る」、「割る」等という 縁起の良くない言葉を避けて 包丁等を使わず 木槌等で 砕く(開く)という言葉が 当てられており いかにも 日本人らしい 言葉の文化を感じます。
我が家も 真似事で 昨年末 供えた鏡餅を 今日 下げました。
小中学生の頃 毎年 年末 父親に指示され 積雪の裏山に登り 神棚に供える 「榊」の小枝を取ってきたものです。特別 信心深い父親ではありませんでしたが お正月には 神棚を清め 必ず 新しい「御札」を納め、「榊」、「鏡餅」、「お神酒」を 供えて 元日 畏まって 神棚に向かい 柏手(かしわで)、拝礼していた姿が 思い出されます。
当時の北陸地方では 鏡開きを 何日にしていたのか等 余り記憶がありませんが、茶の間の「まゆだま飾り」等が 15日(小正月)まで 有ったりして、10日、11日は まだまだお正月気分、時の流れが ゆっくりしていたことは確かです。