古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

平賀源内     櫻田常久

2016-01-04 14:34:05 | 小説の紹介
第十二回芥川賞 昭和十五年 下半期



源内が思い違いで子弟を切り殺し、腹を切ろうとするが



獄に入れられてしまう。その時の腹の傷が破傷風にな



って、詩の境をさまよっているところを、杉田玄白に




手術され、助けられる。そのまま、田舎の死体とすり



替えて、源内は死んだことになる。のち獄を出て、富



士のふもとを耕し、飢饉や厄病を六年、援助のコメの



代わりに人を助け、耕し続ける。ある日、隠し子の話




を聞くも、会いにはいかず、身を粉にして働き、玄白



に会う顔を作るために頑張る源内であった……。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする