古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

鶯     伊藤永之介

2016-01-19 14:49:20 | 小説の紹介
昭和13年





駐在所を舞台に、田舎の(どこかわからないが東北。)




で、婆さんが訪ねていくところから始まる。そして、



めぐりあわせがあり、子供を駐在所で産んだ女(すご




いな……)が婆さんの探していた娘だという、で終



わる。偶然も過ぎるかもしれないが……。方言は良



く分からないが、実直で表現は直接的で、その時代



のこととか社会、コミュニティー、が良く分かる。



貧しいトリを盗んで食いつないで暮らす人もぐりの




産婆、鶯を売る女……そこには人生の一断片のみなら



ず、生活がある。
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