昭和37年3月
演劇の脚本として書かれたらしい。郁子は病気で
一カ月に一羽小鳥を殺しているという導入部分。
金持ちの父親との折り合いが悪く、母は父を殺し
たいと思っているが、目の前では父好みの派手な
服を着て、尻尾を振っている。というような、三島
お得意のセレブのどろどろ話である。まあ、こんな
野ばかり書いていたら、死にたくもなるよな、と言
う話である……。
演劇の脚本として書かれたらしい。郁子は病気で
一カ月に一羽小鳥を殺しているという導入部分。
金持ちの父親との折り合いが悪く、母は父を殺し
たいと思っているが、目の前では父好みの派手な
服を着て、尻尾を振っている。というような、三島
お得意のセレブのどろどろ話である。まあ、こんな
野ばかり書いていたら、死にたくもなるよな、と言
う話である……。