古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

夏の花    原民喜

2016-04-10 09:50:43 | 小説の紹介
昭和22年六月号「三田文学」



体験されているだけにその文字の迫力が





ぜんぜん違う……放射能で原氏はやられ




たのかもしれないけれど、気の弱い人だ




ったらいってしまうだろう。よくても、




病んでしまってもおかしくはない。ものす




ごい傷と言うチープになってしまった言葉




では言い表せないものを負ってしまったの




だ。そして、妻の死と相成り、原民喜氏は




不幸な死を選ばざるを得なかったのだろう。





今は、円光寺の墓地の隅っこで、静かに眠




っている。



コメント
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