古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

冬眠日記 大岡昇平

2024-12-20 02:38:24 | 本の紹介

「「素敵な活字中毒者」椎名誠選」所収。 集英社文庫 

 

 昭和五十六年

 

1909年3月生まれ、戦争に昭和十九年に

 

応召され、行っている。

 

フィリピンで俘虜となり、一年間収容所生活を

 

送り、その後、作品にした「俘虜記」で横光利一賞

 

を受けている。

 

最も有名なのは、「野火」だろう。

 

冬眠日記は文学界の「成城だより」に収録されて

 

いる。昭和五十五年の一月九日からはじまり、二十一

 

日まで書いたのが載っている。

 

一日、十時間以上眠り、病院に通っていて、糖尿病が

 

問題らしい。風邪をスナックでもらい、引いてしまっている。

 

難しい文学的諸問題について考察しているが、私めには

 

全く理解できませんでした。

 

でも、楽しかった。先生と呼ばれる人の頭の中、どうなって

 

おるのでしょう。1988年没、79歳、RIP。

 

(読了日 2024年11・27(水)19:27)

                 (鶴岡 卓哉)

 


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