古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

連笑       色川武大

2016-04-21 21:44:26 | 色川武大
作家になるわけでもなく、家にいるわけで



もなく、ぶらぶらしている。弟と子供の頃





無頼に生きるキッカケとなった浅草での遊



蕩。子供にして、もうできあがっていた。



色川さんの三十代頃の話しだと思うが、暗鬱



でいて、それでいて、完全にそれに染まるこ



となく、なんかカラッとしたところを感じさ


せる。乾いた感覚というか。日本人特有のド



ロッとしたところを残しつつである。そうい



うバランスが色川文学を特徴づけ、魅力なん



だな、と思った。
コメント
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