古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

プールサイド小景・静物    庄野潤三

2016-08-12 13:58:51 | 小説の紹介
ダンナが浮気をしていたり、金を使い込んだり


あるいは、家族を描いたりして、常のこの人は



日常を描いているのだな、と思う。その日常の


特殊性みたいなものが、このひとの描く世界には


確かに存在している感じがする。通俗小説として



読むこともできるが、それほど軽い訳でもなく、


芥川賞を獲っていることから分かる通り、文学的



重さも兼ね備えている、そんな短編7編だった。
コメント
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