第三十七回昭和三十二年上半期
硫黄島で生き残った日本兵が、二人の日本兵を
殺したと思い込み、苦労し、自殺する。推理も
の仕立てで、読んでいて、謎は深まってゆく。
文学的な趣きも深く、その自殺の理由を究明し
ていこうとする。菊村氏は、銓衡委員の予想通
り、この後、作品を量産してゆくこととなる。
硫黄島で生き残った日本兵が、二人の日本兵を
殺したと思い込み、苦労し、自殺する。推理も
の仕立てで、読んでいて、謎は深まってゆく。
文学的な趣きも深く、その自殺の理由を究明し
ていこうとする。菊村氏は、銓衡委員の予想通
り、この後、作品を量産してゆくこととなる。