色キチ小説である。村上龍氏が「しょっぱいドライブ」で元気を奪う
といっていたが、この短編集で、その意味が分かってしまった。
元気の出ない「エロ」といったらいいのか。
ただスケベな文章でエロい。エロいことは悪いことではないし、文学
としても描く対象として壮大なものだと思うが、この人のズベ公エロ
はおばさんのスケベさから発しているようで、スタイリッシュさを感じ
ない。龍氏のエロさと絶対的に違うと思う。
おばさんの境界のないエロさを感じてしまう。
そこには、エロさに対する妥協とヌメヌメとハマってしまう弱さしかな
い。
といっていたが、この短編集で、その意味が分かってしまった。
元気の出ない「エロ」といったらいいのか。
ただスケベな文章でエロい。エロいことは悪いことではないし、文学
としても描く対象として壮大なものだと思うが、この人のズベ公エロ
はおばさんのスケベさから発しているようで、スタイリッシュさを感じ
ない。龍氏のエロさと絶対的に違うと思う。
おばさんの境界のないエロさを感じてしまう。
そこには、エロさに対する妥協とヌメヌメとハマってしまう弱さしかな
い。