さて、何を書きましょうかねえ。先日は、歯医者に
行ってきました。歯を入れたんですが、快調この上
ないですね。仮歯の時は死ぬかと思いましたが。
僕は自分の使命が二つあって、ひとつは文学を極め
ること。もう一つは、この世界をとことん観察し、
偵察することです。これまでの人生でいろいろな
ものを視てきました。主にTVでですけどね。
大抵のものは視てきてしまったし、聴いて来てしまった
ので、今では驚くことはあまりないと思っていました
が、それでも、驚くことはありますね、ここには書けま
せんけど。
自分がとことん宇宙人になった積りでいろいろな
ことを視ると面白いんですよね。
では、今日は同業者の古本屋さんが書いた短編
です。
中公文庫 1989年
どういうわけか、「腹中石」と「そつじながら」は
どうしても読む気にはならず、失礼した。
でも、この短編は構成も凝っているし、ニャオおばさん
なる猫みたいにニャオと啼きながら話すヘンなおばさんが
描かれ、そのニャオおばさんこと本室よし乃の書いたと云う
小説だか、日記だかが軸になって話は進んでいく。奇妙な話し
と云うのはぼくは大好きで、至ってフツーの話など何のために
読むのかよく分からない。戦時中の猫と古本の話しで、ここに
どうとは書けない。でも、とても楽しいストーリーで、ちょっと
汚い。猫と古本と云うのは相性がよろしいようであり、ぼくは
大の猫好きなので、同業者としては申し分のない短編であった。
(読了日 2025年1・4(土)23:25)
(鶴岡 卓哉)
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