古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

かつをぶしの時代なのだ     椎名誠

2019-12-22 18:20:32 | 本の紹介
集英社文庫    1981年



「さらば国分寺書店のオババ」よりさらに以前に書かれた


エッセイ集。もはやクラシックの古典だ。


ボクも子供のころ、いちばん好きだったのはかつをぶしを


醤油でまぶしたごはんだったな、と思い出した。それにかつ


をぶしを小一くらいまで削り器で削らされていた。やはり、


それはうまかったはずでいいものを食っていたのだな、と


思う。


本書でへっちゃりべちゃべちゃ声で愛を囁く、というのが


あったが、先日スマホでグーゼン自分の声が録音されていて、


だれの声や、と思ったら自分の声だった。その声はまさに


べっちゃりべちゃべしゃ声というべきもので、こんな声で



愛は囁かれへんなあ、という声に自分でうんざりしてしまった。



セクスィーな声って良いなあ、とシーナさんの決然とした声に


センボーを抱くのでした………………合掌。



                  (鶴岡  卓哉)
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