新潮文庫 1999年
タイトル、よくわからないねじ、とはなんだろう。ねじの
頭がハート型になっているとか。ねじのところがなにもな
くて釘みたいになっている。頭には星型の溝が入っている。
ねじとはかけはなれた形状をしている。もはやそれはねじ
じゃないな。
ボクはしらなかった、「すし屋の息子は体が柔らかい」。
ここで宮沢氏は間違ったことを言っている。すし飯を食
べれば、体が柔らかくなるかも知れない、って、人は酢を
飲んでも体は柔らかくならんのだ。明らかな迷信だ。
それにしても、どれを読んでもそのツッコミのスキルの高さに
クスッと笑ってしまう。
宮沢氏の舞台は残念ながらみたことはないが。
よくわからいねじ………………たしかにボクの引き出しに入ってますよ
………………合掌。