文春文庫 1984年
なんておまぬけな本なんだ。イスタンブールまで行って、なまずを
釣ろうと糸を垂れるも結局釣れず、どこで釣っても釣れず、おぬしらは
なにがしたいんだ、といいたくなるが、それがシーナ風でいかにも
ヌケ感というか、大もの釣ったでぇー、ではない、しのびわらいで
クククク風の面白さがあった。
団子を食いに東京を這いずり回って、タクシーの運転手まで巻き込んで
食いまくるが、その感想の薄さたるや、おぬしら、文学をなめてんの
ちゃうのか? というくらいだ。
西ドイツに行き、ひたすらビールを飲んだりの旅や、帝都縦断101
キロ、1520円の旅をカンコーしてみたり、どっかん波をみにいったり、
ナラタケモドキを狩りにいく、ではキノコを採りに行って、キノコ鍋を
タンノーしたりします。
シーナさんのうしろについていったら、おもしろいことが次々おこって
たのしそうである。でも、ボクはヒロシマの街を散歩するくらいでよろ
しいかなあ………………合掌。
なんておまぬけな本なんだ。イスタンブールまで行って、なまずを
釣ろうと糸を垂れるも結局釣れず、どこで釣っても釣れず、おぬしらは
なにがしたいんだ、といいたくなるが、それがシーナ風でいかにも
ヌケ感というか、大もの釣ったでぇー、ではない、しのびわらいで
クククク風の面白さがあった。
団子を食いに東京を這いずり回って、タクシーの運転手まで巻き込んで
食いまくるが、その感想の薄さたるや、おぬしら、文学をなめてんの
ちゃうのか? というくらいだ。
西ドイツに行き、ひたすらビールを飲んだりの旅や、帝都縦断101
キロ、1520円の旅をカンコーしてみたり、どっかん波をみにいったり、
ナラタケモドキを狩りにいく、ではキノコを採りに行って、キノコ鍋を
タンノーしたりします。
シーナさんのうしろについていったら、おもしろいことが次々おこって
たのしそうである。でも、ボクはヒロシマの街を散歩するくらいでよろ
しいかなあ………………合掌。