古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

よくわからないねじ     宮沢章夫

2020-01-09 11:15:11 | 本の紹介
新潮文庫    1999年



タイトル、よくわからないねじ、とはなんだろう。ねじの


頭がハート型になっているとか。ねじのところがなにもな


くて釘みたいになっている。頭には星型の溝が入っている。


ねじとはかけはなれた形状をしている。もはやそれはねじ


じゃないな。


ボクはしらなかった、「すし屋の息子は体が柔らかい」。


ここで宮沢氏は間違ったことを言っている。すし飯を食



べれば、体が柔らかくなるかも知れない、って、人は酢を


飲んでも体は柔らかくならんのだ。明らかな迷信だ。


それにしても、どれを読んでもそのツッコミのスキルの高さに



クスッと笑ってしまう。


宮沢氏の舞台は残念ながらみたことはないが。


よくわからいねじ………………たしかにボクの引き出しに入ってますよ


………………合掌。
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街角で笑う犬      文・写真   椎名誠

2020-01-04 02:13:33 | 本の紹介
ことしも古民家ギャリーうした・Pカフェをよろしくお願い


いたします。



みなさんに気軽に来て、楽しんでいただけるようにがんばって



いこうと思っています。



ことしは、100パーセントのリンゴジュースと砂糖漬けのゆず茶を


おすすめとしてやっていけたらな、と思っています。よろしく。


スペシャリティ・コーヒーも引き続き、淹れていきます。


新年は1/7日(火)より営業します。


ことし一発目の書評は街角で笑う犬です、では。




新潮文庫    平成2年


文と写真が連動しているので、紙芝居のようである。



やはり、この本の中で傑出しているのはちんこをだしている3人組の


男の子(子供の、ですよ!)写真だろう。うーん、この写真はおかし


みをさそう、というのか、なんともいいぞ、と思わせる。


風景の写真もいいものが多いが、シーナさんは人を撮らせてもうまいのだ。


陰影のある同窓会の写真などそれぞれの人生が写真からたちのぼり、旧交


をあたためているそのぬくもりが伝わってくる。


表紙の口を開けている犬の写真、ややや、これは笑っているのであろうか、


いや、そうなのか笑っておるのか、そうかそうか……合掌。



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