歌謡曲をよく聞き、口ずさんでいたのは何歳頃だっただろう、と考えてみる。高校生から30歳前ぐらいだろうか。そして、もう一度ピークがある。カラオケ関係の仕事に従事していた45歳から55歳の十年間は主に有線放送を聞きながら歌を覚えた。でもやはり若い頃の歌が今も心に残る。
前回も記したが曲にも惚れるが歌詞の味わいに何とも言えない気持ちにさせられることも多々ある。素敵な歌詩はたくさんある。作詞家では阿久悠氏の詞が幅広く好きであるが1フレーズだけながら心に残る詩はたくさんある。これを好きな順番に3つ上げてみる。
3位→雪列車 歌:前川清 作詞:糸井重里
”匂うように笑うように雪が降る 白い景色逃げるように汽車は走る・・・”で始まる女性の失恋後の詩だが、2番の歌詞で”なにげなく髪を切れた幸せな日は・・・”と歌う。ここに惹かれる。”失恋したら髪を切る”の裏返しか。
2位→夢芝居 歌:梅沢富美男 作詞:小椋佳
”恋のからくり夢芝居・・・”で始まる恋の歌である。男の心で書かれていると思う。好きなのは最後のフレーズ”恋はいつでも初舞台”である。新しい恋をするときはそうだったと頷ける。
1位→津軽海峡冬景色 歌:石川さゆり 作詞:阿久悠
”北に帰る人の群れは誰も無口で海鳴りだけを聞いている・・・”もいい。女性が失恋し北に帰るときの歌だと思うのだが2番の歌詞に心が騒ぐ。”さよならあなたわたしは帰ります 風の音が胸をゆする泣けとばかりに・・・”。何度聞いても、また何度歌っても同じように胸が揺すぶられる。
春先の今の時期、桜の話一色になると言っても過言ではない。開花・満開の時期、そして台風の進路の如く”桜前線”が報道される。写真2枚は色違いの桜であるがどちらも美しく心浮き立つ。春の一瞬、桜で明け暮れるのも悪く無い。
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