ウイルスも、ネットの情報も・・・瞬時に世界を巡る

* * * * * * * *
豪華キャストで話題のサスペンス作品。
つい見てしまいますね。
致死率20~30%の新種ウイルスが、
地球規模で感染拡大していく様を描いた作品です。
香港で発生したそれは、瞬く間に世界中へ拡大していく。
2年前の「新型インフルエンザ」の騒ぎを思い出しますが、
あのときよりさらにパワーアップしたウイルスであり、パニックであると理解していいでしょう。



必死で感染の拡大を食い止めようとする人。
ワクチンを研究する人。
発生の原因を突き止めようとする人。
様々な立場で必死にウイルス対策に取り組む人々を交互に描きながら、日を追っていきます。
この人々に、それぞれビッグな俳優が割り当てられているというわけ。
それぞれのファンにとっては、出番がさほど多くはないので物足りないかもしれませんが、
でもこのことには意義があると思うのです。
というのは、私など登場人物が多いとすぐに誰が誰やらわからなくなってしまう。
このように、見知った俳優が出てきてくれると非常にわかりやすいのです。
マリオン・コティヤールは世界保健機構の職員。
ローレンス・フィッシュバーンは疾病対策センターの博士。
ジュード・ロウがフリージャーナリスト・・・というような具合。
一般庶民代表はマット・デイモンで、
なんと、彼の奥さんが香港で第一感染者となる。
それで、妻と幼い息子を亡くしてしまうのですが、
生き残った娘を必死で守ろうと奮闘します。
彼は比較的出番が多いですし、本当にごく普通の人っぽいところがまた、
いい味となっていまして、お楽しみ。

さて、このウイルスの不気味さはもちろんですが、
もう一つ取り上げられている大きなテーマは、インターネットによる情報についてです。
ジュード・ロウ演じるところのジャーナリストは、ネットにいい加減な情報を垂れ流します。
また、したり顔で体制批判記事を流し、パニックに拍車をかける。
なぜでしょう、インターネットに流れると、いい加減な話でも真実味を帯びてしまう。
今やネットの情報が世界を動かすというのは、
北アフリカなどの民主化運動にも見られること。
この警鐘については、肝に銘じておいたほうがいいかもしれません。
ウイルスにしても、情報にしても、世界に広まるのはあっという間。
地球は狭くなりました・・・。
映画は「発生××日目」という表示をテロップで流しながら、進行していきます。
でも一番初めはなぜか二日目なのです。
そうしたら、なんと一番ラストのシーンが1日目となっていました。
斬新ですね!
そしてまた、本当に何気ない日常のそのシーンこそが、世界を巻き込むパニックの始まり。
その種明かしというわけです。
劇場でゴホゴホ咳をしている方がいまして・・・、
この日ばかりはさすがにいや~な気がしてしまいました。
風邪気味の方は遠慮した方がいいかもです。
コンテイジョン
2011年/アメリカ/106分
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット

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豪華キャストで話題のサスペンス作品。
つい見てしまいますね。
致死率20~30%の新種ウイルスが、
地球規模で感染拡大していく様を描いた作品です。
香港で発生したそれは、瞬く間に世界中へ拡大していく。
2年前の「新型インフルエンザ」の騒ぎを思い出しますが、
あのときよりさらにパワーアップしたウイルスであり、パニックであると理解していいでしょう。



必死で感染の拡大を食い止めようとする人。
ワクチンを研究する人。
発生の原因を突き止めようとする人。
様々な立場で必死にウイルス対策に取り組む人々を交互に描きながら、日を追っていきます。
この人々に、それぞれビッグな俳優が割り当てられているというわけ。
それぞれのファンにとっては、出番がさほど多くはないので物足りないかもしれませんが、
でもこのことには意義があると思うのです。
というのは、私など登場人物が多いとすぐに誰が誰やらわからなくなってしまう。
このように、見知った俳優が出てきてくれると非常にわかりやすいのです。
マリオン・コティヤールは世界保健機構の職員。
ローレンス・フィッシュバーンは疾病対策センターの博士。
ジュード・ロウがフリージャーナリスト・・・というような具合。
一般庶民代表はマット・デイモンで、
なんと、彼の奥さんが香港で第一感染者となる。
それで、妻と幼い息子を亡くしてしまうのですが、
生き残った娘を必死で守ろうと奮闘します。
彼は比較的出番が多いですし、本当にごく普通の人っぽいところがまた、
いい味となっていまして、お楽しみ。

さて、このウイルスの不気味さはもちろんですが、
もう一つ取り上げられている大きなテーマは、インターネットによる情報についてです。
ジュード・ロウ演じるところのジャーナリストは、ネットにいい加減な情報を垂れ流します。
また、したり顔で体制批判記事を流し、パニックに拍車をかける。
なぜでしょう、インターネットに流れると、いい加減な話でも真実味を帯びてしまう。
今やネットの情報が世界を動かすというのは、
北アフリカなどの民主化運動にも見られること。
この警鐘については、肝に銘じておいたほうがいいかもしれません。
ウイルスにしても、情報にしても、世界に広まるのはあっという間。
地球は狭くなりました・・・。
映画は「発生××日目」という表示をテロップで流しながら、進行していきます。
でも一番初めはなぜか二日目なのです。
そうしたら、なんと一番ラストのシーンが1日目となっていました。
斬新ですね!
そしてまた、本当に何気ない日常のそのシーンこそが、世界を巻き込むパニックの始まり。
その種明かしというわけです。
劇場でゴホゴホ咳をしている方がいまして・・・、
この日ばかりはさすがにいや~な気がしてしまいました。
風邪気味の方は遠慮した方がいいかもです。
コンテイジョン
2011年/アメリカ/106分
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット