映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

グラディエーター

2024年11月08日 | 映画(か行)

コロシアムで繰り広げる死闘

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アカデミー賞作品賞など5部門受賞に輝いた、2000年の大作。

私はその時に見ていたのですが、この度その続編が公開になるということで、
復習のため、本作を見た次第。
・・・というか、あれからすでに24年も経っているというのが信じがたいですが・・・。

古代ローマ皇帝アウレリウス(リチャード・ハリス)は、
信頼を寄せる将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)に
次期皇帝の座を譲ろうと考えていました。
それを知った皇帝の息子・コモドゥス(ホアキン・フェニックス)は、
父を殺して王座を奪い、マキシマスを反逆者として死刑を宣告します。

マキシマスは辛くも逃れて故郷へ向かいますが、
妻と幼い息子はコモドゥスの手下に殺されていました。

絶望の中、奴隷に身を落としたマキシマス。
やがて、剣闘士(グラディエイター)として名を上げ、
闘技場で死闘を繰り返しながら、コモドゥスへの復讐の機会を狙います。

 

マキシマスは故郷の麦畑で、麦の穂先を手のひらに感じながら歩くのが好きだったのでしょう。
そのシーンが、24年前に見たときからずっと心に残っていました。

妻と息子のいる故郷。
麦畑がつづく豊かな地。
マキシマスは本来そのような平穏な暮らしが好きなのでした。
しかし、たぐいまれなる戦闘能力と多くの兵を率いる指揮官としての能力にも長けていて、
多くの者からの信頼も得ている。
アウレリウスが実の息子よりも彼を次期皇帝にしようとしたのにも肯けます。

しかるに、コモドゥスというのがどうしようもなく野心家であり、嫉妬深く、残虐・・・。
とにかく、ものすごーく嫌なヤツ。
それをガッツリ演じるホアキン・フェニックスはさすがであります。

 

コロシアムでの戦闘シーンの迫力。
繰り広げられる死闘。

とにかく圧倒されてしまう作品でした。

さてさて、たいていこういう場合の続編は、期待外れになることが多いのですが、
どうなりますやら。
少なくとも24年も経ってから続編を作る意義はあってほしいものです。

 

<Amazon prime videoにて>

「グラディエーター」

2000年/アメリカ/155分

監督:リドリー・スコット

出演:ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、コニー・ニールセン、
   オリバー・リード、ジャイモン・フンスー、リチャード・ハリス

強さ★★★★★

迫力度★★★★☆

満足度★★★★☆



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