やっぱり苦闘！新デバイス

もう箱開けるのもまだるっこしい、丁寧過ぎるぞ包装。

貴重品っぽく包まれた薄紙引きはがして、

おおーっ！ちいせぇ、薄っぺら、軽！いいの、いいの、それが狙いだから。

取説？ついてない、これ、もはや常識だな。簡単なスタートアップ手順の紙切れ１枚。これ年寄りに優しくないぜ。もはやこの手の新製品はジジババなんて相手にしてないってことだな？そりゃそうだ、スマホだって使いこなせないくらいだもの、新しいデバイスなんて。

いや、ものごと前向きに考えようぜ。この不親切、実は年寄りへのやさしさの現れなんだ。老化の壁を乗りよじ登って新技術に手を伸ばす。老化脳を鍛えるにゃ最適の脳トレってことだぜ、なっ。

上側の色違い部分を開けて受信レシーバーを取り出すんだよな。でも、いいのかこじ開けて？プラスチック割れたりしねえか？腫物に触るって感じでこの最初の関門はなんとかクリア。

取り出したレシーバーUSBをPCに差し込んでぇ、よしっ、文字打てるぜ。って、当たり前だろが。

問題はスマホでも文字打てるか？なんだぜ。こんな感じでな。スマホ立てるスペースまであるってのが、この機種の売りなんだ。

メール打ったり、ラインに書き込みしたり、時にはブログの更新、これがキーボードでできたらスマホももっと活躍できるよな。特に、旅先なんかかんなし便利になる。

スマホの設定からBluetoothでキーボード探して、よしっ、接続できた。うん、文字も書けるぞ。っと、お、おい、これローマ字入力じゃないか。ダメだよ、俺は頑固一徹、いや、それしかできない仮名入力派なんだからさ、今さら英数文字で綴るなんて嫌なこった。

ダメだ、いくら仮名文字変換を試しても、どこまでも英数表示を押し付けて来やがる。くそっ、バカにしてやがるな、仮名変換？そんなのまだ使ってる人いるの？って。そんな骨董品人種用にゃできてないのよ、このキーボード。って、つんと顔を背けやがったな。

なんの、遺品だろうと化石だろうと、どっこい生きてる仮名入力派！ネット探しゃご仲間はぜったい居るさ。ほらな。

なんだ、なんだ？スマホに日本語文字入力アプリを入れろ、だとぉぉぉ？そんなもんあんのかよ。「Super ATOK ULTIAS 」だってぇぇぇ？「日本語フルキーボードForTablet」で もいいってぇぇぇ？

プレイストアから、・・Super ATOK ULTIASなんて見つからんぞ。なれば、日本語フルキーボードForTabletだ。無料アプリ、ダウンロード。指示の通りにスマホのキーボード設定をあれこれいじりまわしてみること悪戦苦闘の２時間半！

まいった、降参じゃぁ！どんなに手を変え品を変えして騒いでみても、頑なに英数文字が出てあざ笑ってやがる。もういい、癪だけど、英数で打ち込むさ、スマホに限り。ふん、ジジイだってできるさ、ローマ字表記ぐらい、なんだってんだい。

ええいっ、止め止め止めじゃ！と投げやりの一撃、いや一押しをキーボードに叩きつけたら、ありゃ、ありゃりゃ、スマホ画面に仮名文字がそのまんま出てるじゃないか！なんだい、どうしたってんだ、何か悪いこと、いや、急所を突くような動作したってのか？それとも努力賞？あるいは残念賞ってやつか？はたまた、年寄りへのお慰みか？

わからん、さっぱり見当もつかん！

が、いいだろ、結果オーライってやつだぜ。このまんまそっとスマホを外し、設定には一切手を出さぬことにしよう。

ともかく、スマホのキーボード仮名入力も乗り越えたぜぇ。じゃじゃーん！

後、マウスとキーボード一つのレシーバ―で受け持たせてるって新機能でも躓いて、これまたネット記事を参照しながら、なぁんだ、ロジクールのソフト入れるのかよ、でようやっと解決。

この間、旧のキーボードやマウスを外したり繋いだり、ネット開いたり、探したり、うーん、たしかに頭の体操、脳トレとしちゃかなりのハイレベルだったぜ。が、まぁ、

よくやった、ジイサン！