福岡県教育委員会は5日、7~8世紀に大宰府(太宰府市)と宇佐神宮(宇佐市)や豊後国府(大分市)を結んでいた「豊前路」と呼ばれる官道跡が、下原七反田遺跡(同県みやこ町)で出土したと発表した。
県教委によると、官道跡は幅約9m、長さ約35m。丘を掘り下げる切り通し工法を用い、平らにした路面に乾燥すると堅くなる粘質土や浸透性のある砂質の土を敷いたとみられている。これまで行橋市内の天生田大池遺跡など3カ所で豊前路跡が発見されているが、より広い範囲で発掘でき、残存状態も良かったという。
官道跡から約30m離れた場所では、20棟以上の高床式の倉庫とみられる掘立柱建物跡や鍛冶工房跡(いずれも8世紀ごろ)も見つかり、県教委は「官道造成に関与した集落ではないか」とみている。
7日午後1時から現地説明会を開く。
[参考:西日本新聞、産経新聞]
県教委によると、官道跡は幅約9m、長さ約35m。丘を掘り下げる切り通し工法を用い、平らにした路面に乾燥すると堅くなる粘質土や浸透性のある砂質の土を敷いたとみられている。これまで行橋市内の天生田大池遺跡など3カ所で豊前路跡が発見されているが、より広い範囲で発掘でき、残存状態も良かったという。
官道跡から約30m離れた場所では、20棟以上の高床式の倉庫とみられる掘立柱建物跡や鍛冶工房跡(いずれも8世紀ごろ)も見つかり、県教委は「官道造成に関与した集落ではないか」とみている。
7日午後1時から現地説明会を開く。
[参考:西日本新聞、産経新聞]