市教育委員会が27日、東園田遺跡で出土したイイダコ漁のタコつぼ(1世紀、弥生時代中期-後期)に、線刻されたシカの絵が全国で初めて見つかったと発表した。
つぼは高さ8・7cm、口径が最大4・4cmの楕円型の湯飲みのような形で、紐を通したとみられる穴もあった。側面には初夏のころの夏毛の斑点を表現したシカと海の表現をした可能性もある格子柄の絵があり、頭と耳は1本の線でY字形に描かれ、首から下の胴体と尻尾は輪郭を描いて表現していた。他の土器では見られない写実的な技法が特徴。
鹿毛があることから漁を終えた初夏ごろ、豊漁を祈念して描かれたとみられる。
東園田遺跡は弥生時代には海岸沿いで、2003年に519個のタコつぼが2カ所からまとまって見つかったが、絵があったのは、この1つだけだった。
[参考:共同通信、産経新聞]
つぼは高さ8・7cm、口径が最大4・4cmの楕円型の湯飲みのような形で、紐を通したとみられる穴もあった。側面には初夏のころの夏毛の斑点を表現したシカと海の表現をした可能性もある格子柄の絵があり、頭と耳は1本の線でY字形に描かれ、首から下の胴体と尻尾は輪郭を描いて表現していた。他の土器では見られない写実的な技法が特徴。
鹿毛があることから漁を終えた初夏ごろ、豊漁を祈念して描かれたとみられる。
東園田遺跡は弥生時代には海岸沿いで、2003年に519個のタコつぼが2カ所からまとまって見つかったが、絵があったのは、この1つだけだった。
[参考:共同通信、産経新聞]