全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

新型インフルエンザ

2009-05-16 16:10:04 | 教師の仕事 2009

 神戸市の高等学校で渡航歴のない生徒が新型インフルエンザと確認され、16日現在、神戸市、同教育委員会、兵庫県、厚労省が対応に当たっている。
 東京新聞の記事によれば5月に入り、生徒の欠席が増えていたとのこと。当該高校は13日から健康観察を始めた。同日から3日間で12名が季節性インフルエンザと診断され、15日には数名が早退。自宅待機を連絡したのが16日未明ということのようだ。1週間の休校措置。神戸市内のお祭りも中止になっている。動きが急である。

 渡航歴がない生徒の発病。でも、本人に渡航歴がなくても、1000人近い在籍者のいる学校のようなので、保護者の渡航歴、保護者の勤務先の状況まで把握することは、発症前の段階ではほとんど不可能に近い。この学校、自分の勤務校とほぼ同規模である。40人×8クラス×3学年。埼玉県では当たり前の規模である。県内の特定の市で発症者が出た場合、たとえばさいたま市の場合、区ごとに考えても小中学校が10前後、高校は3、4校ある。全市でも、複数区でも相当の影響がでる。それぞれの市町村、隣接市町村を考えても、相当な規模になる。
 新型感染症であるこのインフルエンザ。現在こんなことを心配するべきではないが、これが1月の大学入試本番だったら、2月・3月の高校入試の時期だったらどうなるんだろう。僕たちはきちんと対処できるのか。非常に不安を感じる。

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定年退職

2009-05-16 09:21:09 | 全英連参加者 2009

 たまに、母校のウェブサイトをみる。
 久しぶりに高校のウェブサイトをみたら、3月から4月のニュースの中に、「終業式、定年退職の先生方離任式」というエントリがあった。

 3年前の4月、「Teachers, thank you very much.」というタイトルで、1年生の時の担任の先生、英語で3年間お世話になった先生の定年退職のことを書いた。今回定年退職になったのは、自分の2年と3年の時の担任・A先生、同じ学年の担任で日本史のB先生、そして地理のC先生方だった。
 担任のA先生。先生は化学の担当で、生徒指導主任を長い間勤めておられた。僕が在籍していた頃は、母校はクラス替えは1年~2年になる時だけで、2年から卒業まで担任をしていただいた。B先生は所属部活動の顧問、C先生はとにかくこまかい試験を作られたという記憶がある。お三方で一番お世話になったのは、あったり前だけど、A先生である。

***** *****

 僕は高校生のころから漠然と教師になりたかった。そのための勉強を教育学部で修め、義務教育学校の先生をめざすべきなのか、それとも自分の興味のあることを勉強して、それをベースに先生になることをめざすか、ない知恵を絞っていろいろ考え、悩んだ。大学(の学部)選択をどうするべきか、わからなかった。教育学部か、それ以外にするべきか。教育学部でないのならば、自分の成績が一番よかった日本史をメインに考えるべきか、成績的には2番目だけど、勉強が苦にならない英語をメインにするべきか。どれも選ぶことができず、先生に相談を持ちかけた。

 義務教育(小学校)だと、おまえの得意・好きな科目である日本史や、英語の先生というわけにはいかない。
 社会科や英語ならば、中高の先生の免許は同時にとれる。
 中学校の先生は科目ごとだ。おまえの好きな科目を学んで大学で勉強して先生が目指せる。ただし教育学部でないと、卒業必修単位がかなり増えるぞ。(それがどういうことか、高校生だった僕にはあまりピントこなかった。後で考えると、僕の卒業必修単位は卒論を含めて124単位。教職をとったので、プラス40単位超...確かに大変だった。)
 成績がいいのと、好きなのでは、結局後者を選ぶ方がおまえの幸せにつながるのではないか。

 先生との面談の前も、その後もいろいろ考えたが、結局進学した大学の学部は文学部、学科は英語英米文学科になった。4年間、一般教養科目と体育以外はホントに英語ばっかりだった。結果、現在英語の先生になれている。あのときの先生のアドバイスがなければ、僕は違う人生を歩んでいたはずだ。感謝してもしきれない。
 A先生には大学4年の教育実習の時と卒業後1度だけ訪ねた文化祭でお目にかかっただけだ。もう20年以上の月日が流れている。ウェブサイトに先生のお写真が掲出されていた。お顔を拝見したら、お年はめしていたが、昔と同じ笑顔でVサインを出していた。懐かしかった。うれしかった。

 先生、おつかれさまでした。こんなブログを読まれてるとは思いませんが、だからこそストレートに感謝の言葉も照れずに書くことができます。

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