子どもの頃(もう、何十年も前だ)、特に小学校の頃、女の子がうらやましかった。理由は服の色である。
昔は男の子の服と言ったら、黒、紺、茶などの地味目の色が主流で、女の子が着ているような赤やピンク、水色などの既製服はまず普通のお店にはなかった。僕は、赤とか明るい緑、青が好きな色だった。当時の僕は、間違いなくマイノリティーである。
男女の服の色がホントの意味で差がなくなったのは、全部じゃないけどUNIQLOの存在が大きく寄与しているのは間違いないと、僕は思っている。子どもの頃の思いのためかわからないが、普段のYシャツはともかく、ポロシャツやセーターは比較的明るい原色系を選び、着ていることが多い。以前、ペパーミントグリーンのセーターで授業に言ったとき、こんなことを言われた。
「センセ、その色うるさいです。
と、言われたことがあった。素敵な言語センスだと思う。
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先週、ロードサイドのUNIQLOに何気なく立ち寄った。冬物が出始めていた。新製品のラインナップを見て、この冬のUNIQLO、何か色がいいと感じだ。僕の目をひいたのは、デザインよりも、色パターン。基本カラーがオレンジ。チェック柄で薄めの黒と少し濃いめの黒で格子柄。この、色パターン好きだと感じて、店舗内を見回したら、同パターン生地の商品が他にもあった。危うく衝動買いしそうだったけど、ひとまず帰ってきた。
ウェブサイトで調べたら、僕の目をひいたのは「プリントフリースリバーシブルベスト(1990円)」という商品。もう一回見に行こうと思う。たぶん買うだろうなあ。