試験監督中何となく考えた。あと何分ですって言う意味があるのかなって。
「残り時間あと15分です。
「あと10分です。
「もうすぐ終了です。クラス・番号・名前の記入漏れはありませんか。
ほとんどの生徒は聞いていない。
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埼玉県の公立高校入試では、カンニング防止のため、純粋に時刻表示機能のみの(腕)時計*1をのぞき、検査*2中、時計を机の上に置くことを禁止している。時計は教室の掛け時計のみである。受検者の便宜をはかるため、検査監督マニュアル(全県統一)で、以下のように言うことになっている。
「(検査時間)あと10分です。
「あと5分です。
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ケイタイ一人一台時代になり、ケイタイを時計代わりにしている生徒が非常に多い。でも、ケイタイは試験中電源オフ、カバンに入れることになっている。これはカンニングうんぬんはもちろん、間違って着信してしまうと、いろいろ迷惑だからである。
「残り時間あと15分です。
できない子は、あと何分あってもあまり関係ない。できる子は、この時間帯あたりから、見直しを始める。
「残り時間あと...何分でしょうか? そ~ぉ 15分ですよぉ~
こんなふうに言えばそれなりに注目されるかな。間違いなくしかられる。
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*1 現在も計算機能付時計は入試の時、机上に出せない。
*2 入学試験の5教科のテストは、正式には学力検査という。
試験を受ける者を「受検者」と呼ぶ。