全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

こんなのありなのかな。

2010-11-02 04:37:40 | 全英連参加者 2010

 創造学園大学などを運営している学校法人「堀越学園」(高崎市、堀越哲二理事長)に対し、文部科学省は10月28日、同大学の設置認可申請時に提出された財務関係書類が改ざんされていたとして、新たな大学や学部設置を2016年度まで認めない処分を発表した。
 「正しい財務状況(を基準に審査を受けた)なら、認可に至らなかった。
 ・・・文科省

 なんじゃこりゃ?

 この法人は昨年1月に教職員への給与遅配が明らかになるなど、経営問題が表面化。実は最初から財務内容が脆弱(ぜいじゃく)、貧弱、もうちょっとはっきり言えば、でたらめだったことが明らかになったわけだ。
 文科省によると、改ざんされた財務関係書類は’03年6月に提出された。

  • 2002年度末の負債は総額9億200万円だったのに、2億7300万円と記載されていた。
  • 返済期間が1年超の固定負債は3億100万円から3400万円に、1年以内に処理する流動負債は6億100万円から2億3900万円にそれぞれ大幅に減額されていた。
  • 監査報告書の公認会計士の署名・押印は偽造されていた。

 めちゃくちゃである。

 財務書類の虚偽記載疑惑は’09年、給料遅配問題が表面化後に浮上。同省は堀越学園に第三者委員会を設置して調査するよう求めたが、同学園は今年7月、虚偽申請は事実だが、当時の理事長や財務担当理事は死亡しているため、改ざんや偽造に至った正確な事実及び責任の所在は明確にできなかったと、報告していた。

 ふざけている。死人に口なしとはこのことである。

***** *****

 今後’16年まで大学設置・学部改組などを認めないといっても、それまでこの大学が持ちこたえるとは思えない。
 この学校法人の設置する創造学園大学への進学については、群馬県教育委員会が去年の2月、県内公立校高等学校あてに、同大学などへの合格者に他校への進学も検討するよう指導することを求める通知を送付し、同学園から抗議を受けていた。一時はこの通達のせいで、同大学は生徒募集が危うくなったとも報道されたようだが、今回のことを見ると、それ以前のレベルということだ。

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