こどもの日、沖縄のニュース検索をかけていたら、琉球新報の記事が目にとまった。こんな記事だった。
沖縄電力は2013年4月までに大宜味村(根路銘・石山展望台付近)に風力発電設備2基を整備し、一般家庭約2200世帯の年間使用量に相当する電力(800万kw/h)を供給する計画を進めている。
『なんだってぇ~?
沖縄電力の計画
5月中に近隣区で村主催の住民説明会を開催。
↓
住民の理解を得た上で6月にも設計作業に入る予定。
・・・えらく早いね。
大宜味村企画観光課
↓
整備される風力発電設備は2000kw級の出力。
火力発電で使用する原油に換算すると、年間約2000klを削減できる。二酸化炭素の排出量も約7000t削減可能である。
・・・何だか威勢がいいなあ。
大宜味村の世帯数は約1500であり、一般家庭に限定すると全世帯の年間消費電力をこの設備で賄える計算になる。
・・・ホントかな。
大宜味村根路銘の石山展望台が...どこだろう。大宜味村のウェブサイトにある観光情報(Road Map)を見ても、見つからない。
大宜味村役場はここ。 海沿い!!!
ネットでいろいろ探してみたところ、ハイヌミカゼというウェブサイトが見つかった。そこに展望台の地図と写真が出ていた。もっと海沿いの場所かと思ったけど、思ったよりも山の中。上の地図だと、ネクマチヂ岳の南東(地図右下あたり)になる。東シナ海を望む高い場所なのは想像できる。うまく使えば、観光資源にもなるかもしれない。ただ、問題点もある。
①大宜味村は自然豊かなヤンバルエリアにあること。
②風力発電設備は、環境省調査で健康に影響をもたらす低周波音を出してしまうこと。
立地場所、人の生活場所との距離をどうするか。これらを考え、科学的な検証、対策が必要だと思った。でも、大丈夫ならば実行すべきだろう。
青い空、蒼い海、やんばるの緑。白い風力発電風車...栄えると思う。
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ハイヌミカゼ(新しいウインドを開きます)
http://www.hainumikaze.com/index.html
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さらに詳しく調べたら、沖縄電力のウェブサイトにプレスレリース*が掲出されていた。プレスレリースに地図があり、おおよその建設予定地がわかった。上記ハイヌミカゼの情報とも合致する。5月12日現在読むことができる。
*大宜味風力発電実証研究設備の導入について(PDF)
(平成23年5月6日付)
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地図入替(ほぼBlogzineで表示したものと同位置)
(以上訂正:2014/10/26)