全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

’12 夏の甲子園出場校分析

2012-08-01 05:28:12 | 全英連参加者 2012

Batter_1 7月30日、福井県予選決勝が終わり、今年の夏の甲子園出場校が全部決まった。
 毎年実施している「数字」を使い、出場校の分析をしてみよう。

〇学校設置者公私区分
 公立高校は、16校(15)
 私立高校は、33校(34)
 上記カッコ内は昨年の数字。昨年度よりも公立学校が1校多い。

 公立高校のうち、15校が道立、県立高校、1校が市立高校である。秋田代表・秋田商業は秋田県秋田市が設置者である。東京都、大阪府、京都府代表はいずれも私立高校。

〇学校名に専門(学科名)・総合(学科)を含む高校Pitcher_1
 12校。昨年は9校だったので、3校増。下線は私立高校。
 旭川工業(北北海道)、秋田商業(秋田)
 高崎商業(群馬)、木更津総合(千葉)
 愛知工業大学名電(愛知)、岐阜商業(岐阜)
 富山工業(富山)、倉敷商業(岡山)
 広島工業(広島)、佐世保実業(長崎)、宮崎工業(宮崎)
 浦添商業(沖縄)

 愛知代表・愛知工業大学名電高校は普通科、工業系専門学科併置校。名電は旧名称名古屋電気(工業)高校からなので、一応含むことにした。
 千葉代表・木更津総合高校は普通科のみの学校。総合学科設置校ではないが、一応含むことにした。
 なお、今回の出場校で、学校名には専門・総合を含まないが、商業系や工業系、その他専門学科設置校が複数ある。

〇私立高校のうち、大学の付属・係属・系列校
 たぶん15校。昨年は14校だった。同一法人の運営か否かは関係なくまとめてみる。

 名前を見て、すぐわかる学校
 盛岡大学附属(盛岡・盛岡大学、同短期大学部)
 作新学院(群馬・作新学院大学)
 日本大学第三(東東京)
 東海大甲府(山梨)
 愛知工業大学名電(愛知・愛知工業大学)
 龍谷大学付属平安(京都・龍谷大学)
 福井工業大学附属福井(福井・福井工業大学)
 天理(奈良・天理大学、天理医療大学)
 立正大学淞南(島根・立正大学)

 日大1、東海大1である。立正大学は東京都にある。

 名前を見ても、ちょっとわかりにくい学校
 (それぞれ地元では自明のこととは思うけど、全国的にはちょっとわかりずらい。ごめんなさい。)
 光星学院(青森・八戸大学、短期大学)
 木更津総合(千葉・聖和大学、同短期大学部)
 佐久長聖(長野・佐久大学、信州短期大学)
 常葉学園橘(静岡・常葉学園大学)
 大阪桐蔭(大阪・大阪産業大学)
 遊学館(石川・金城大学、同短期大学部)

〇生徒数の多い学校
 全校生徒数1000人以上は20校。昨年は17校。埼玉県の公立高校の基準(以下同じ)では、40人×8クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
 20校中17校が私立高校である。
 2000人以上4校
 作新学院(栃木)3808人
 仙台育英(宮城)2390人
 浦和学院(埼玉)2389人
 大阪桐蔭(大阪)2221人
 作新学院は甲子園に出場するたびに生徒数で驚かされるが、今年も多い。唯一の3000人超えである。
 1000人以上2000人未満13校
 木更津総合(千葉)1781人、愛知工業大学名電(愛知)1779人
 桐光学園(神奈川)1740人、常総学院(茨城)1582人
 龍谷大学付属平安(京都)1428人、神村学園(鹿児島)1355人
 新潟明訓(新潟)1272人、福井工業大学附属福井(福井)1259人
 日本大学第三(西東京)1254人、遊学館(石川)1210人
 天理(奈良)1201人、札幌第一(南北海道)1121人
 光星学院(青森)1070人

 公立高校は3校(すべて県立高校)
 済々黌(熊本)1238人、岐阜商業(岐阜)1119人、鳴門(徳島)1040人
 済々黌(せいせいこう)高校は県立としては、かなりの大規模校である。31クラスだろうか。

〇生徒数の少ない学校
 全校生徒数500人未満の学校が1校。500人とは、40人×4クラス×3学年を基準にした数字である。
 立正大学淞南(島根)354人

 立正大学淞南高校は3年前に出場している。その時の生徒数は254人なのでかなり増加している。

 昨年は県立1、市立1、私立4で6校あったので、今年は生徒数の多い学校がより多く出場していると見てよさそうだ。なお、全出場校の生徒数の平均値は1115人である。昨年は944人だった。
 毎年思うのだが、人数を見るといろいろなことが想像できるものだ。

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 学校名トリビアというものがもしあればだけど、都道府県立高校の正式名称が「〇〇立」でないのが宮城県、長野両県と北海道である。それぞれ宮城県〇〇高校、長野県〇〇高校、北海道〇〇高校が正式名称である。今回は北北海道代表の旭川工業高校が、道立校である。

 なお、数字データ元は、7月中のスポーツ新聞各紙、31日付スポーツ新聞の一覧表による。このためだけではないが、浦添商業(沖縄)優勝翌日から、かなり購入した。

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 昨年のエントリ
 2011.08.03、「’11 夏の甲子園出場校分析
 今年の春の甲子園出場校について
 2012.01.31、「2012年選抜甲子園 出場校データ


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