公開初日に見に出かけた。座席はほぼ満席。40台から50台の男女が多かった。
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ネタバレにならないように書くのは非常に難しい映画である。
時系列で見るならば、本作は「2199」のプリクエル(前日譚)でも、シークエル(後日譚)でもない。スピンオフとするのも変な感じ。パンフレットによれば、第24話と第25話の間に「起きていた」ことを描く作品である。自慢できるほどSF小説を読んでいるわけではないが、川又千秋さんの「宇宙船∞号の冒険」と「惑星オネイロスの伝説」のようなかたちである。あえて言うならば、サイドストーリーだろうか。面白いプロットだと思う。
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イスカンダルにてコスモリバースシステムを受領、ひきかえに波動砲を封印したヤマト。地球への帰路、穏やかな時が流れていた。そこで、新たなる敵ガトランティスがあらわれる。
波動砲(究極兵器,必殺技)を使えないヤマトはどう戦い、身を守るか。そして、真の最終決戦であるデスラーとの戦いまで、どうなるのか。ストーリー展開にも興味も感じたが、神秘の惑星シャンブロウ、異空間でのガミラスとの出会い、邂逅。ガトランティスとの戦いと、独立した作品としても楽しめた。
メインテーマに葉加瀬太郎さんが参加。宮川彬良さんの、いわゆるDNAを感じさせる劇伴。もう一度見たい気もする。絵のタッチが何カ所か違うかなと感じた部分があった。あくまでも1ファンの見た感じである。☆3.75かな。
『宇宙戦艦ヤマト2199』は、ひとまずこれで大団円。
寂しくなるが、充分楽しませてもらったと思う。
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2014-10-17、「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」